shimarisu in Germany!〜2年後に書いたあとがき。
あのドイツ行きからもうすぐ2年が過ぎようとしています。
あの時はロシアから彼氏のパソコンぶんどって更新していたので、
あまりこったこともできずそのまま放置されていたのですが。
ここで、ロシア人のごとく、
「エントロピーの増大に任せて目を覆うばかりに荒れ果て崩れていくのにほったらかしにしている」
(米原万里 「ロシアは今日も荒れ模様」より引用)
のもどうかと思って。
「ぎりぎりこれ以上我慢できないほどの限界に達したときに大鉈を振るう」
(前掲書)
というわけで、大鉈をふるわせていただきました。
本編に加筆はしていませんが京都オフ会、東京オフ会のような文体にはしてみました。
今から考えたら、本当にむちゃくちゃな旅だったけど、
2年を経過しようとしている今も、大して変わんない旅をしているのは気のせいか?
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で、なぜ、私が「ベルリン」という街にこだわっていたか。
ひとつは、ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一、という出来事が、私の中に深く刻み込まれていました。
それは、小学校3、4年生のとき。
担任の先生が、なかなかこなくて、何でだろうと思ってたら、
先生は、
「どうしても東西ドイツがひとつになる瞬間を見たくて」
遅刻なさったそうです。
この言葉の意味をそのときはまったくわかりませんでしたが、
歴史を勉強するとやっとわかりました。
その言葉の意味を理解すると、1枚の壁で2つに分断されていた「ベルリン」という街を見たくなりました。
その夢が、あの言葉を聞いた日から、12年もの歳月を経て、現実のものになりました。
私の見たベルリンの街は、本当にいいところでした。
ベルリンの壁が残されているNordbahnhofは、ほんとにただの壁というか塀しかないんですけど、
この一見してただの塀が、世界を揺るがしていたんだな、と思うと、
なんともいえない複雑な気分になりました。
ともに旅をした友人によると、ドイツ初体験で「ベルリン」へ行く人はほとんどいないそうです。
だいたい、ミュンヘンとかフランクフルトとからしい。
確か日本からも直行便ないです。
でもいいんだ、ベルリンの壁見たかったし、
舞姫の「ウンテル・デン・リンデン」(ウンター・デン・リンデン)も歩けたし。
ブランデンブルク門も見れたし。
ベルリンは本当におすすめですよ。
もちろん、ゲッティンゲンもね!
完