モスクワの地下鉄(メトロ)

まだまだネタが尽きないロシア話です。
さて、今回はモスクワの誇るすばらしい???地下鉄(ロシア語でメトロ)の紹介をします。

モスクワの地下鉄は現在11路線あります。()内は路線のシンボルカラーです。
1.ソコーリニキ線(赤)
2.ザモスクヴォレツキー線(緑)
3.アルバーツコ・ポクロフスキー線(紺)
4.フィリョフスキー線(水色)
5.環状線(茶色)
6.カルーシスコ・リーシスキー線(オレンジ)
7.タガンスコ・クラスノプレスネンスキー線(紫)
8.カリーニンスキー線(黄色)
9.セルプホフスコ・ティミリャーゼフスキー線(灰色)
10.リュブリンスキー線(黄緑)
11.カホーフスキー線(青緑)

となっております。路線図はここをクリック。

まず、何がすばらしいって、地下鉄ひとつでだいたいモスクワ市内をカバーしていること。
ただし、地下鉄で空港まではいけません。なんでやねん。
余談ですが、モスクワの空港はすべてとんでもなく郊外にあります。
国際線発着空港であるはずの、シェレメチェボ2空港にいたっては、
なんとモスクワ外。成田空港といい勝負だぞおい。
そして、成田空港みたいに成田エクスプレスならぬシェレメチェボエクスプレスがあればいいけど、
そんなもんはないっ!!!交通機関はバスか路線タクシーかぼったくりタクシーしかない。
そしてバスだと最寄の地下鉄駅(もちろん市の最北部)まで40分から1時間かかります。
そして、道がないので、渋滞したら終わり。
シマリスはこれで危うく帰れなくなるところでした。バカヤロー!!!
まぁ、空港の話は次に書くとして。

モスクワ市内を回るには地下鉄に乗れればだいたいはいけます。
マジで。それほど地下鉄というのは庶民の乗り物なのです。

お値段ですが。シマリスがロシアにいる間になんと値上がりしてしまい、
行ったときは5P(20円)だったのに帰るときには7P(28円)になってました。
ただし、日本みたいにゾーン制をとっておらず、
京都の市バスみたいにすべて均一料金です。
隣の駅で降りようと、終点まで行っても、7P。
もちろん、乗り換えも自由です。京都の市バスは一回の乗車が220円だけどね。
だから路線をまたいでどこかにいくのも7P。

切符は、カード式です。カッサという切符売り場でおばちゃんに何回分の切符くれ、
といって買うのです。
回数券もあります。1,2,5,10,20,60回券があります。
5回以上は割引もあります。
改札機は仕組みは日本のと同じですが、見た目は違います。
そして、ここがポイント。均一料金を採用しているので、
出るときに切符を通さなくてよいのです。
もちろん定期券もあるのです。これがすごい。
関東のSuica、関西のICOCAみたいなICカード式になっています。
ただ、ロシアの場合、月ぎめ(1日から月末まで)というような売りかたしかしません。
定期にお金をいれるのも、カッサに行って、学生証出して、お金を払います。
確か75P(300円)だったはず。
ちなみにカードはSuicaやICOCAと同じで、
1枚のカードに何べんもお金を入れられる方式です。
ただ、日本のと違って有効期限がありますが。
もちろんこれで全線乗り放題。いいのかこんなサービスして、と思います。

ちなみにペテルブルクの場合、一回券はジェトンと呼ばれるコインを買います。
それを改札機に投入して、レバーを押してとおります。
記念にジェトンぱくってきました。あはははは。
ペテルブルクもゾーン制をとっていないので、均一料金です。

さて、ここからが本題。
駅にもよりますが、特に古い駅は美術館のように内装がきれいです。
たとえば、プローシャヂ・レボリューツィイ(革命広場)という駅には、
ロシア革命の闘士の彫刻があります。→写真はこちら

それと、モスクワの地下鉄は、非常に地下深いところを走っています。
あんなに縦横無尽に路線があるのに、よくぶつからんよなぁ、と思いますが。
改札にはいると、すぐえらい長ったらしいエスカレーターが待っています。
エスカレーターは長いだけあって?スピード速いです。
日本のゆうに倍はあるスピードでしょう。
モスクワの場合、そこをうまいことつかって?いろんな広告があります。
でも笑えるのが地下鉄自体の広告(レクラマといいます)
写真とってくればよかったー。
たとえば、地下鉄の駅の中は、一年中快適な温度に保たれています。
地下深いんだから当然かも知れんけど。
だから、地下鉄は一年中どんなときでもいい天気よ!と、ねーちゃんがいってるレクラマがあります。
ペテルブルクにはありませんでした。
ロシア人小話大好きだからねぇ。(アネクドートといいます)

またネタ見つけたら書きます。あるんやけど。

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