PART5−ロシアの空港のお話と
ロシアに行くときにいるものなど編。

しつこいこの連載もついにPART5を迎えました。
結構役に立つといってくれたり、面白いという意見があるので、
ネタが尽きるまで続けます。HPの趣旨を変更しようかと思っている今日この頃。

まず、ロシアの空港のお話。だだっ広いロシアには当然空港がいくつかありますが、
ここでは、モスクワの空港をとりあげることにします。
その中でも、一応モスクワの玄関口といわれている、シェレメチェボ2空港は、
中・長距離の国際線が発着します。(主に旧ソ連圏外です)
そのほか、モスクワには、ドモジェドヴォ空港、ヴィコヴォ空港、ヴヌコヴォ空港、
そして、シェレメチェボ1空港のあわせて5つの空港があります。

まず、シェレメチェボ1と2の違いから。2は、前述のとおり旧ソ連圏外からの国際線用空港です。
1は、バルト3国、ペテルブルク、ムールマンスク、ベラルーシ方面用の空港です。
この二つは、車で10分ぐらいというとんでもなく迷惑な距離、離れています。
なので、いったん空港間違ってしまうと悲劇が起きるので、
ロシアに行こうと言う人はこのHPで?勉強してから行ってくださいね。(核爆)

ドモジェドヴォ空港は、旧ソ連最大の空港といわれています。
一部国際線も発着するようですが、シベリア、コーカサス、中央アジア方面と結んでいます。

ヴヌコヴォ空港は、キエフ、黒海方面と結ぶ便が出ています。
(ちなみに小泉さんがモスクワを訪れたとき、政府専用機はこの空港についたはず)

ヴィコヴォ空港は、ローカル専用です。

これらすべての空港は、「モスクワ外」にあります。
どこの国でも空港は変なところに作るものと相場が決まっているようです。
関空なんて海の上だしね。
韓国の仁川国際空港も、島の上にあるしね。朝鮮半島じゃなくて。
しかも、交通機関がぜんぜん発達していない!!!
バスを使わないといけない!(ここでいうバスとはリムジンバスではなく、普通のバス)
それでなかったら乗合タクシー(マルシルートカ。通称マルシ)か、ぼったくりタクシーだ。
ちなみに乗合タクシーが出ているのは、その空港に一番近い地下鉄の駅。
つまりどういうことかというと、陸上の車という交通手段しかないため、
いったん道が込むと、えらいことになる。

ちなみに関空は連絡橋で本州とつながっているけど、強風が吹いたら、
道路もJRも南海も止まるから、みんな困りますね。それと同じです。
これで、シマリスは泣かされました。日本へ帰る日に、空港についてないとだめな時間の3時間前に、
家を出たのに、渋滞のせいで飛行機の飛ぶ1時間前に空港につき、
友達が超過料金を払うのに、えらく時間がかかり、
ボーディング時間過ぎてやっと制限エリアに入れて、
本当のぎりぎりになった胃の痛い経験があります。
ベルリンなら、1時間前でも余裕だった。
けど、ここはロシア。恐怖の税関となかなか進まないパスポートコントロールの列がある…。
ロシアの空港は、税関、チェックインカウンター、パスポートコントロールという順にあります。

それでは、ロシアにくるとき必要なもの。

1.パスポート。あたりまえです。特にこの国ではこれ重要。
2.ビザ。これまた出してもらうのややこしいんだ、この国は。
3.税関申告書。これは、今お金はいくらもってるよ、とか、
高いもんこんだけあるで、とかそういうのを全部書くのです。
これを、税関で入るときに見せてはんこをもらいます。
ここで、ロシアでは、なぜか、入国時に申告したお金>出国時に申告したお金でないと、
出国するときに最悪、現金没収になります。
列ができても、荷物検査やったりします。
だから、恐怖の税関なのです。特に、出国するとき。

そして、カウンターの数と、職員の数と、順番待ってる人の数が合ってないパスポートコントロール。
それで、ブラックリストチェックしてはんこ押してくれたらいいのに、
なぜかこれでえらく時間のかかるロシアのイミグレーション。
ちなみに、出国は割とスムーズに行きますが、
入国がえらく待たされる。
1時間かかることもざらにあります。胃が痛いです。

ちなみに私は恐怖の税関で、各国のコインコレクションの総額を申告しませんでした。
楽器も、入るときはあけさせられたけど、帰る時はぜんぜん。
あっさりおわりました。

というわけで、たぶんPART6やります。何にしようかなぁ。

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