ブラームス〜交響曲第2番

この曲は、最初聞くと1番とは違って、なんとなく楽しそうな印象を受けます。
ちなみに、第1番の作曲にはなんと21年の歳月を要していますが、
この曲は、わずか4ヶ月で完成されました。

この曲は、ブラームスがオーストリアのウェルター湖畔のペルチャッハという村に、
滞在していたころに書かれたもので、ここでブラームスは、楽しい生活を送っていたようです。
ブラームス特有の、暗いところから明るいところへの移行が見られない曲であり、
明るく、やさしい感じの曲です。2楽章はブラームスっぽいけど。

初演は、1877年12月30日に、ウィーン・フィルの第4回定期演奏会で、
ハンス・リヒターの指揮で行われました。そして、全楽章を演奏した後に、
再び3楽章が演奏されるほど、好評を受けました。

そして、翌1878年の9月に、北ドイツのハンブルクで行われた演奏も、
熱烈な歓迎で迎えられ、成功を収めました。
楽譜は、この年にジムロックから出版されています。

シマリス的感想。
シマリス的には、め〜っちゃくちゃ、やってみたい曲です。
ブラームスだから、難しいんだけど、なんか楽しそう。
ブラ1やブラ4(1番と4番)と比べると、ほんとにブラームス特有の、
「最初めっちゃ暗い→ひたすら重い→2楽章、3楽章ちょっと楽しそう→4楽章は光がさんさん」
(当然、シマリスの勝手な解釈)
というのは、ないと思います。それっぽいのはちょっと感じるけど、
1,4みたいに顕著には表れていないと思います。

これをこの間選曲に出して、どうせ落とされるさケッ!と思ってたんだけど、
自分はかなりやりたかったから、ほんとに落とされたときはちょっとショック。
そんで、あきらめきれずにこんなもんまでかいてしまいました。あはははは。
いいもん、スコアがあるからこっそり吹いてやるさ。

これまた、ヴァント、NDR(北ドイツ放送交響楽団)のがおすすめ。1700円です。