パーマン 雑記

パーマンは、どれくらいの速さで飛べるの?
2005-7-16
  バードマン「新幹線よし少し遅い時速119キロメートルで飛べるよ。
  でもパーマンどうしがふれあって『パータッチ』をすると2人なら2倍、
  3人なら4倍、4人なら8倍と、スピードもパワーアップするんだ。」
    東京−大阪間の所要時間
    新幹線    3時間10分
    パーマン1人 4時間37分
    パーマン2人 2時間20分
    パーマン3人 1時間10分
    パーマン4人 35分
  (「パーマン全百科」より)

  今は新幹線もスピード・アップしており、「のぞみ」だと、
  東京−大阪間の所要時間は2時間30分(150分)である。
  東京−大阪間の路線距離は約550kmだが、直線距離なら約400kmだ。
  直線なら、パーマンの所要時間は次のようになる。
    パーマン1人 3時間20分(200分)
    パーマン2人 1時間40分(100分)
    パーマン3人 50分
    パーマン4人 25分
新作、旧作比較表
2005-7-9
             旧          新 
  飛行速度      91キロ       119キロ 
  コピーロボット   等身大        片手で持てるサイズ 
  指導者       スーパーマン     バードマン 
  指導者の胸マーク  P          B 
  正体ばれると    パーにされる     動物にされる 
  ブービー      動物園に住んでいる  老夫婦に飼われている
  パーマン5号    いる         いない
  ミツ夫の部屋    布団         ベッド
            テレビなし      テレビあり
            ベランダなし     ベランダあり
  ロボットの隠し場所 押入れ        戸棚
  パーマンのロゴ   パーマンバッジの   パーマンバッジの
            スイッチがある    スイッチがない
  旧ロゴ 新ロゴ
ガン子ちゃん
2005-7-2
  7月1日放送されたアニメ「ドラえもん」の「のろいのカメラ」に
  原作漫画どおりガン子ちゃんが登場。(てんとう虫コミックス4巻)
  ガン子ちゃんはパーマンの主人公、須羽ミツ夫の妹である。
  ドラえもんに出たガン子ちゃんは名前も姿もパーマンのガン子ちゃんだった。
  しかし、ガン子ちゃんの家も、須羽家のあの形ではなかったし、
  ガン子ちゃんのママもあの姿ではなかった。
  声優さんも梨羽侑里(雪子)さんではなく、吉田小百合さんだった。
  パーマンのガン子ちゃんとは別人という設定だろう。
  しゃべり方も2、3歳という感じだったし、
  大人のスミレが出た後だから、同一人物とすると矛盾が出るし。
パーやんの人気
2005-7-2
  「4号のパーやんはパーマンなかまでも個性的な存在で、
  それだけに読者の反響も好悪はっきりわかれていました。
  きらいな人は徹底してきらいだといいます。
  作者としては使いやすい人物でした。」
  (虫コミック『パーマン』4巻の作者の言葉)

  私はパーやんは結構好きだ。
  このサイトの中でも、よい評価をした記事を書いた。
  でも、1号やパー子と比べると、あまり人気がないようだ。
  嫌いな理由として考えられることを列挙してみると、
    ・容姿が良くないから。
    ・関西弁が嫌い。
    ・ケチだから。
    ・優等生すぎる。
  こんなところではないかと思う。
パー子の秘密
2005-6-25
  「ナゾは人の興味をひきつけます。♪どこからくるのか黄金バット…。
  ヒーローは正体不明がゆうりなのです。
  あいにくパーマンはお里が知れているのでパー子の正体をかくしました。
  だれだかあててごらん。」
  (虫コミック『パーマン』3巻の作者の言葉)

  パー子の正体はパーマン仲間にもかくされている。
  新作(1983年)では、読者にパー子の正体は明らかにされている。
  この文が書かれた時は、旧作(1967年)の時代で、
  その時は読者にもパー子の正体は秘密だった。
  ミステリーな要素あった方が、面白くなるだろうとの作者の工夫だろう。
  最終的には、作中では、パー子の正体は明かされなかったが、
  後に出た単行本(虫コミックス)のカバー裏でパー子の正体が明かされた。
  新作は、逆に読者に正体を明かし、
  仲間に正体を明かせないパー子の葛藤を描いていて、
  旧作以上に面白い話になっている。
生活マンガとアクションマンガの融合
2005-6-19
  「まったく別の分野である生活マンガとアクションマンガを
  パーマンで結びつけたいと試みました。
  結果はどっちつかずになり成功しませんでしたが、
  苦労しただけに愛着深い作品です。」
  (虫コミック『パーマン』2巻の作者の言葉)

  「成功しませんでした。」と書かれているが、
  私はパーマンは藤子作品の中で最高傑作だと思う。
  生活とアクションが融合したからこそ、
  今までになかった、面白い作品になったのだ。
  「苦労しただけに愛着深い作品です」と作者が書いている
  ところを見ると、作者自身は傑作だと思っていたのだろう。
  あまり人気が出なかったということなのか。
  でも、今では2度もアニメ化されている。
  ドラえもんの人気にはかなわないが、その次の人気はあると思う。
未収録ドラえもんのスミレ
2005-6-18
  2005-6-14の記事の話は、長年藤子ファンをされている方でも知らない話のようだ。
  ガセの可能性があるわけで、ガセビアの沼に沈めてしまおうかと思ったが、
  もったいないので、しばらく調べてみようと思う。
  ドラえもんの単行本に収録されていない話ではと思い、
  青いロボットの伝説というサイトを調べた。
  ここには単行本未収録の話を含め、各話があらすじで紹介されている。
  ここでは星野スミレ結婚引退の報道の話は見つけられなかった。
  しかしさかさカメラという話に星野スミレが出ていることを発見した。
  (虚像だけ)
スミレが結婚引退?
2005-6-14
  Wikipediaのパーマンのページを見ていたら次の文を見つけた。

    その後漫画『ドラえもん』のエピソード中テレビから音声のみながら
    星野スミレ結婚引退の報道シーンがあり幸せをつかんだものと推測される。

  私はこの話は読んだ記憶がない。単行本に載っていない話なのか。

  追記
  上記の文は6月19日付けで削除されました。
身近なヒーロー
2005-6-11
  「ぼくは子供の頃からスポーツが苦手で、力も弱くて、ケンカも弱くて、
  強くなれるとうれしいなと考え続けてきました。
  それで、一つ超能力を持ったヒーローというものを考えました。
  しかし、それがエリートじゃないくて、
  君がなってもおかしくないスーパーマンです。
  それでパーマンと名付けたわけです。
  だから、一緒に活躍するパーマンたちも、
  みんなその辺に住んでいるような、
  普通の子供たちがそのまま力だけを手に入れます。
  その力も無限なものじゃないけれども、
  その中で一生懸命努力しながら悪者と闘っていくというような
  そういうお話を描いてみたんです。
  それがパーマンです。」
  (小学館ビデオ「パーマン」作者の冒頭のあいさつ)

  「主人公が普通の日常生活を営む中で、少し不思議(SF)な世界に遭遇し、
  それが終わるとまた日常生活に帰っていく。」
  パーマンやドラえもんに共通な藤子漫画の特徴である。
  だから、読者もその世界に感情移入しやすいのだろう。
  アニメが放映されていた時代、販売されたパーマンセットのおもちゃで、
  本当に空を飛べると信じていた子供が多かったのはそのせいだろう。
怪人五十面相
2005-6-4
  今月1日に発売されたぴっかぴかコミックス「バケルくん」第3巻に
  登場する怪人五十面相がパーマンに出てくる千面相そのままだ。

  ちなみに、藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版第1巻「換身」には
  魔土災炎博士が出ている。
篠田ひでおのパーマン
2005-6-3
  ヤフー・オークションには、旧作時代の小学館の学年誌も出品されている。
  そこにパーマンが載っている画像が掲載されることがある。
  その中には、篠田ひでおさんの作画のものもある。
  「藤子・F・不二雄の世界」というサイトの「パーマン掲載誌一覧」によると、
  主に「幼稚園」などの低年齢向けの雑誌に書いていたようだ。
  篠田ひでおさんは藤子スタジオのスタッフだった。
  藤子・F・不二雄さんの作画ではないパーマンでも読んでみたい。

  
  小学一年生11月号の別冊付録に掲載されたパーマン
風田朗のパーマン
2005-5-29
  ヤフー・オークションを覗いていたら、
  昭和59年の小学二年生が出品されていて、
  そこにパーマンが載っていた。
  Neo Utopiaのサイトのパーマン・ページの作品掲載リストには、
  小学二年生では連載していないようだったので、ちょっと驚いた。
  リストに載っていない理由は、
  作画が風田朗(かぜた・あきら)さんだからだろう。
  風田朗さんは藤子不二雄さんのアシスタントではなく、
  トキワ荘時代からの仲間だった、鈴木伸一さんのペンネームである。
  アニメ・パーマンの監修もしている人である。
  こんなところにも関わっていたのは初めて知った。
  ぴっかぴかコミックスで読めるようになるといいのだが。

  
  小学ニ年生3月号に掲載されたパーマン
おまぬけヒーロー
2005-5-28
  「おそろしくズボラなスーパーマンが、行きあたりばったり
  出あった少年をパーマンに仕立てあげました。
  だからこのパーマン、頭はわるくおくびょうでなまけ者で、
  カッコよくないのです。」
  (虫コミック『パーマン』1巻の作者の言葉)

  これが書かれた当時(1967年)は、ヒーローはカッコイイのが当たり前だった。
  おまぬけなヒーローというのは、初めての試みだったと思う。
  逆に、そういう設定であったからこそ、「パーマンはつらいよ」のような、
  ヒーローの心の葛藤を描く傑作ができたのだろう。
  その後、ヒーローの心の葛藤という面では、
  ガンダムやエヴァンゲリオンという作品が出たし、
  また、おまぬけヒーローとしては、
  キン肉マンなどの作品が出てきた。
  パーマンは後に出てくるヒーローもの作品に大きな影響を与えている。
バードマンが人に姿を見せるのは許されるのか
2005-5-21
  私の知る限りではバードマンが一般人に姿を現しているのは以下の場面だけだ。
    「かす男がパーマン」(コミックス7巻)
      かす男とその母に姿を現している。
    2003年映画「Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン」
      姿を現している場面はないが、戦闘機のパイロットが
      「バードマンという人に頼まれた」と言っている。
  一般人に姿を現すのは許されているようだが、
  極力、姿を見せないようにはしているみたいだ。
パーマンたちの選ばれた経緯
2005-5-14
  1号=須羽ミツ夫
    バードマンが居眠り中に、ミツ夫が偶然そのそばを通りかかる。
    居眠りしていて時間がなくなったバードマンは、即決でミツ夫を
    パーマンに任命する。
  2号=ブービー
    漫画にはないが、1983年映画「バードマンがやって来た」では、
    バードマンがパーマンバッジをはじき飛ばし、
    これに当たったものを2号に任命することにした。
    それがブービーに当たったらしい。
  3号=星野スミレ
    不明だが、2003年映画「Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン」の冒頭では、
    マイクをもった星野スミレの前にバードマンが姿を見せている映像がある。
  4号=大山法善
    不明だが、2003年映画「Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン」の冒頭では、
    ホウキをもった大山法善の前にバードマンが姿を見せている映像がある。
  5号=山田浩一
    赤ちゃんの山田浩一が偶然に1号の正体を見てしまったため、
    口封じのためパーマンに任命された。
    
オールマイティパス
2005-5-7
  新生ドラえもんで、星野スミレ登場作品「オールマイティパス」が放映された。
  ドラえもんの単行本、てんとう虫コミックスでは15巻に収録されている。
  今回、星野スミレの声優は松井菜桜子さんが担当していた。
  この人は名探偵コナンで鈴木園子(毛利蘭の友人)をしている人だ。
  内心、増山江威子さんが担当すればいいのにとの思いがあったが、
  増山さんは「お母さん」の声(たとえばバカボンのママや一休さんのお母さん)
  ぐらいしかできなくなっている。
  ちなみに、前ドラえもんの「目立ちライト」では、かないみかさんが声を担当していた。
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