パーマン4号

パーマン4号は大阪在住のパーマンである。
「パーやん」という愛称で呼ばれている。
本名は「大山法善(ほうぜん)」。お寺の息子である。

パーマンに関するサイトを覗いてみると、1号や3号、またはこの二人の関係
について語られていることが多い。バードマンについて語られているものも1
つある。しかし、4号について語られているものは皆無だ。そこで、このペー
ジでは、4号について熱く語ってみようと思う。

パーやんは人気は今ひとつだが、人格的にすばらしく、魅力的な人物である。

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* 謙虚さ *
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・4人の中では、一番年上であるが、先に任命された1号に対して、先輩として
 の敬意を払っている。自分よりも判断力が劣っている1号を、馬鹿にせず、
 リーダーとして支持している。このような謙虚な面を持っている。

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* 仲間をかばう気持ち *
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  「パーマン全員集合」(コミックス第3巻)
  パーマンセットを奪われた1号にバードマンは罰として動物に変身させようと
  する。しかし、4号はそんな1号を任命したバードマンにも責任があると追及
  し1号の失敗をとりなす。

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* 情の厚さ *
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・厳しいところもあるが、情も厚い。

  「パーやん運送でアルバイト」(コミックス第6巻)
  4号はコピーロボットと2人で運送会社を経営している。そこに、1号がアル
  バイトさせて欲しいとくる。1号を雇うが1号が怠けないよう厳しく管理する。
  荷物の届け先で空き巣を発見し、捕まえたものの、事情を聞いてみると、失業
  して止むに止まれずした初めての犯行だった。4号は彼を自分の会社で雇うこ
  とにした。

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* 堅実さ *
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・商売っけがあるので、お金の話に目が無いのかと思いきや、意外とこつこつと
 お金を貯めるタイプ。ギャンブルっぽいものには手をださない。

  「ゆうれい船」(コミックス第4巻)
  1号が財宝を積んだ沈没船を探し出して一山当てようと話を持ちかけたとき、
  4号は「金儲けというものはそんな雲をつかむような話と違うぞ。もっと現実
  的な厳しいもんや。」と話を断る。

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* 冷静さ *
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・周りがあたふたしている中で、どっしり構え、いつも冷静でいることが多い。

  「パーマンやめたい」(コミックス第2巻)
  いつもヘマばっかりしている1号が、自分はパーマンに向いていないと思い、
  パーマンをやめようとする。3号はいろいろ画策し偽の事件を解決させ1号に
  自信を持たせようとするのだが、4号は言う。「そんなインチキはみつ夫くん
  をバカにするようなものや。先輩に対して失礼や。ほっといたほうがよろしい
  わ。心配いりまへん。パーマン1号はちゃんと自分で立ち直れる男やとぼくは
  にらんどる。」3号の画策はことごとく失敗するが、4号の言う通り、1号は
  自分で立派に立ち直った。

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* 知恵 *
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・他の仲間では解決できなかったことを4号が見事に解決することがある。

  「わたしの命はねらわれている!」(コミックス第2巻)
  家族から遺産目当てで命を狙われていると勘違いしている金持ちのおじさんの
  話。3号も1号もこのおじさんに手を焼いていた。そんな所に4号登場。自分
  が悪役になり、おじさんをいじめる。家族におじさんを助けさせて、おじさん
  は家族と仲直りをする。

  「強敵神仙」(コミックス第6巻)
  パーマンたちの前に現れた格闘家の神仙は、相手がどんな強い力でかかっても、
  投げ飛ばしてしまう。1号、2号、3号には歯が立たなかった。神仙の戦いぶ
  りをビデオで見た4号は、神仙が相手の力を利用して投げ飛ばしていることを
  見抜く。そして、パーマンたちは神仙を取り囲んで、しずかに押さえ込んで、
  捕まえる。

・4号が不思議な行動をするときには、何か深い理由がある。

  「潜水艦見つけた」(コミックス第2巻)
  海水浴場で遭難した潜水艦からの手紙を発見。1号、2号、3号は懸命に探す
  が見つからない。一方4号は海にぷかぷか浮いているだけ。実は潮流の方向と
  速さを測っていた。そして、潜水艦を見つけた。しかし、潜水艦を運ぶ途中で、
  2号以外バッジを無くしてしまう。バッジが無いと息ができないので、皆は必
  死に探すが、見つからない。4号が2号のバッジを奪おうとする。皆はひどい
  と怒るが、実は、2号のバッジの呼出しボタンを押し他のバッジを鳴らし位置
  を知るためだった。

  「パーマン全員集合」(コミックス第3巻)
  1号のパーマンセットを奪った悪人を2号、3号は探しまわるが見つからない。
  一方、4号はテレビばっかリ見ている。実は、悪人は絶対事件を起こすとにら
  んで、テレビのニュースを待っていたのである。

  「別荘のユーレイ」(コミックス第6巻)
  春三の別荘にユーレイがでると言う話を聞いて、パーマンたちは真相を確かめ
  るべくその別荘へ行く。しかし、4号は急用を思い出したと言って帰ってしま
  う。その後、かずかずの怪現象に1号、2号、3号は大慌て。その中、4号が
  ユーレイを捕まえる。ユーレイのトリックを事前に見破っていた4号は帰った
  ふりをして、外で張り込んでいたのであった。ユーレイの正体は別荘の管理人
  だった。

  「こまったときにはハワイへいこう」(コミックス第7巻)
  パーマンたちは町工場の社長が強盗に襲われているところを助ける。今日の午
  前0時までに借金を返さないと工場が取られてしまうと言う。しかし、1分遅
  れで間に合わなかった。実は、間に合わなくするために、金融会社が強盗を仕
  向けたのだった。そんなところへ4号がやって来た。事情を聞いた4号は皆で
  ハワイに行こうと言う。他の皆は、訳もわからないまま、町工場の社長と金融
  会社の社長を連れてハワイへパータッチで飛んで連れて行った。4号は町工場
  の社長に、ここでお金を返すように言う。ハワイではまだ前日の午前5時で借
  金の返済期限が来ていなかったからである。

・警察も手玉に取るほど頭のいい怪盗千面相を4号は負かしてしまう。

  「怪盗千面相と黄金像」(コミックス第5巻)
  千面相は4号の実家のお寺から仏像を盗むことを宣言する。パーマンたちが仏
  像の周りで張り込んでいると、外から「仏像は頂いた」と千面相の声がする。
  パーマンたちは2号を残して外に出てしまった。実は、外の声はテープレコー
  ダーからの声で、中に残った2号は千面相の変装したものだった。千面相が仏
  像を盗もうとしたとき、千面相は4号につかまってしまう。実は外に皆と出て
  行った4号はコピー・ロボットで本物は中で隠れていたのであった。

  「千面相とペカソ」(コミックス第6巻)
  千面相がペカソの名画を盗むと犯行予告。4号に化けた千面相は1号、2号、
  3号を外に出させ、名画を盗むことに成功。しかし、外に出ようとしたときに
  パーマンたちに見つかってしまう。自分に近づくと絵に薬をかけ黒焦げにする
  と脅迫する。他のパーマンたちがひるんでいる中、4号は「千面相は心の底か
  ら芸術品をすきだから、そんなことはできない。」と言って千面相を捕まえる
  ことに成功する。

・4号は綿密な計画を練って行動を起こしている。決して行き当たりばったりな
 行動はしない。

  「鉄の棺おけ突破せよ」(コミックス第4巻)
  科学者のボム博士がQ国に誘拐された。「鉄の棺おけ」と呼ばれる軍事研究所
  で爆弾の製造をさせられるためだ。パーマンたちは助けに行くのだが、「鉄の
  棺おけ」は警戒が厳しくてなかなか近づけない。4号はマスクとマントをどこ
  かに隠し、相手にわざと捕まってしまう。敵がいくら調べても、4号のマスク
  とマントは見つからない。4号は博士のいる同じ牢屋にいれられてしまう。4
  号は奇怪な行動をする。自分の服を牢屋の窓から、外にいる犬たちのところへ
  投げ、服を持ってきた犬に、自分の食事をあげているのである。実は犬を訓練
  して4号のにおいのついたものなら何でも運ばせるようにして、岩陰に隠して
  おいたマスクとマントを手に入れたのである。マスクとマントを付けた4号は
  内部から軍事施設を破壊し、見事、博士を救出したのである。

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