イスラエル
一般のキリスト教
・アブラハムの孫のヤコブに、主が与えた名前。
・ヤコブの子孫はイスラエルの民と呼ばれた。
・イスラエルの民がカナンの地に築いた王国。
・現在ではユダヤ人とユダヤ人の国家を指す。
・イスラエルの集合は、世界中に散らばったユダヤ人が、カナンの地(現在の
パレスチナ)に戻ってくることをいう。
末日聖徒イエス・キリスト教会
・ユダヤ人の他にも、血統によるイスラエルには、リーハイの子孫であるアメ
リカ先住民や、世界各地に散らされた人々も含まれる。(日ユ同祖論のよう
に、日本人にもイスラエルの民の血が入っている可能性がある)
・神と聖約を交わした人々も含まれる。つまり、バプテスマを受け、神殿の儀式
を受けた者である末日聖徒イエス・キリスト教会の教会員もイスラエルになる。
・イスラエルの集合とは、ユダヤ人の帰還だけでなく、行方知れずのイスラエル
の十部族の帰還も指す。また、神の子供たちを集めて、神と聖約と交わさせる
神の御業を指す。
シオン
一般のキリスト教
・本来はエルサレムの東南部の丘の名。
・後に神殿あるいはエルサレム全体を指す地名となった。
エルサレムの住民も指す。
・シオニズムとはユダヤ人のパレスチナへの帰還と国家再建のこと。
末日聖徒イエス・キリスト教会
・心の清い者。心の清い人々が住む所。
・エノクとその民が築き、天に取り上げられた町はシオンと名付けられた。
・末日にシオンという名の町がミズーリ州ジャクソン郡の近くに建設される。
・世界各地の聖徒たちは、それぞれの居住地でシオン(ステーク)を築く。
エホバ(ヤハウエ)
一般のキリスト教
・イスラエルの神の契約名または固有名。
・日本語の聖書では「主」と翻訳されている。
・ヘブライ語の聖書ではヤハウエと書かれている。
・聖書の登場人物の名で「ヤ」で終わるものは、「主」を意味する。
「ヤ」は「ヤハウエ」の短縮された形。
例)イザヤ(主は救い)
エリヤ(主は我が神)
末日聖徒イエス・キリスト教会
・イエス・キリストの旧約聖書時代の呼び名
エロヒム
一般のキリスト教
・神や天使などの霊的存在を指す一般名。
・日本語の聖書では「神」と翻訳されている。
・ヘブライ語の聖書ではエロヒムと書かれている。
・聖書の登場人物の名で「エル」で終わるものは、「神」を意味する。
「エル」は「エロヒム」の短縮された形。
例)ミカエル(神に似たものは誰か)
エゼキエル(神は強められる)
末日聖徒イエス・キリスト教会
・父なる神の呼び名
神権
一般のキリスト教
・日本語の聖書では「祭司職」と翻訳されている。それ以上の意味はない。
・聖職者だけに、この職が与えられる。
末日聖徒イエス・キリスト教会
・神が人の救いのためにあらゆることを行うよう授けられた権能と力。
・神権とは神の持つ力である。神権の力により、天地が創造され、全宇宙の秩序
が保たれている。
・聖職者だけでなく、救いを得るための一部として、ふさわしいすべての男性会
員には神権が与えられている。
・神権にはアロン神権とメルキゼデク神権の2つの区分がある。
・アロン神権(小神権)
・バプテスマ、聖餐式などの外形的な儀式を執行する権能を有する。
・メルキゼデク神権(大神権)
・アロン神権の権能を含んでいる。
・教会を管理したり、病人を癒したりなど霊的の事柄を扱う。
神殿
一般のキリスト教
・旧約聖書の時代のみ存在。
・キリストの贖い以降は、人の体に聖霊が宿るので、神の降臨する神殿は不要。
・動物の犠牲を捧げる儀式を行っていた。
・1時代に1つのみ。
・祭司職の者だけが中に入れる。
・神殿がない時代は、山や幕屋が神殿の役割をしていた。
末日聖徒イエス・キリスト教会
・現在でも必要
・エンダウメント、結び固め、死者の代理の儀式を行っている。
・各地に複数存在する。
・ふさわしい教会員はだれでも入れる。
古代の神殿と現在の神殿と共通事項
・神が降臨する場所。
・特別な儀式を行う場所。
・儀式はイエス・キリストを象徴する。
歴史
・モーセとイスラエルの子らが建てた幕屋は可動式の神殿であった。
イスラエル人はエジプトから出て旅をしている間、幕屋を使っていた。
・ソロモン王によって最初の神殿が建てられた。(前991年)
・バビロニア王ネブカデネザルによって破壊された。(前587年)
・バビロン捕囚から帰還した人々によって再建された。(前515年)
・ローマによって破壊された。(70年)
・『モルモン書』でも、神殿を建て、そこで神を礼拝した。
・末日において、最初に建てられた神殿はカートランド神殿(1836年)
・以降、世界各地に何百もの神殿が建てられている。
約束の地
一般のキリスト教
・アブラハムの子孫にカナンの地(現在のパレスチナ)が神から与えられた。
創世記15:18では「わたしはこの地をあなたの子孫に与える。
エジプトの川から、かの大川ユフラテまで。」と書かれている。
現在の国名でいうと、イラク、クウェート、シリア、レバノン、ヨルダン、
イスラエル、パレスチナ自治区、エジプトの地域。
末日聖徒イエス・キリスト教会
・カナンの地の他にも多くの約束の地がある。
・リーハイの子孫の約束の地は、アメリカ大陸である。(シオン)
・世界各地に建設されるシオンのステークも約束の地である。
・福千年では、地球全体にシオンが拡大する。
・最後の裁きの後は、地球全体が日の栄えの王国、すなわち、約束の地になる。
|