信仰箇条4
わたしたちは、福音の第一の原則と儀式とは、
第一に主イエス・キリストを信じる信仰、
第二に悔い改め、
第三に罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ、
第四に聖霊の賜物を授けるための按手
であることを信じる。
救われる（天国に行くための）条件は、ユダヤ教、カトリック、プロテスタントで違う。
それぞれ、「行ない」「儀式」「信仰」のどれかが、第一の条件になる。
ユダヤ教では、モーセの律法が現在も有効だと信じられているので、
「行ない」が第一の条件になる。
カトリックでは、洗礼（バプテスマ）、つまり、儀式が第一の条件になる。
プロテスタントでは、キリストへの信仰が第一の条件になる。
プロテスタントの主張
バプテスマは救いに必要な条件ではない。
これはキリストを信じたことを表明するための儀式。
その根拠は、イエス様と一緒に十字架に付けられた罪人が、
イエス様を信じただけで、バプテスマを受けていないのに、
パラダイスに行くと言われたことにあるとする。
しかし、末日聖徒イエス・キリスト教会では、次のように説明している。
聖文では、パラダイスという言葉は普通、義人のために用意されている。
「死後の霊界にある平安で幸福な場所」を意味する。
ジョセフ・スミスはルカ23:43に出てくるパラダイスという言葉は
「誤訳であり、実際には、その犯罪人も主とともに霊界にいるであろ
うと主は言われた」と言っている。
その犯罪人は、霊界で福音が宣べ伝えられるのを聞く。
トーマス・S・モンソン長老は1973年4月の総大会で次のように述べている。
死後自分を思い出してくれるようにと言った強盗に対して、主は希望の言葉をもって答え
られた。「あなたは今日、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう｡」つまり、あなた
は今日、わたしと一緒に霊界に入って福音の教えを聞き、あなたの疑問はすべて答えられ
るであろう、ということである。ここで、イエスは、臨終の床での悔い改めを受け入れて
おられるのでもなければ、悪人を赦しておられるのでもない。信仰と悔い改めの種がまか
れたことが歴然としている一人の男を認めておられるのである。暗闇から不滅の光に向か
って進む人々に、主は常にできるかぎりたくさんの望みを与えられた。
末日聖徒イエス・キリスト教会では、信仰（イエス・キリストを信じる信仰）、
行ない（悔い改め）、儀式（水に沈めるバプテスマ）のすべてが第一の条件、
（第一原則）であると主張する。
第一原則といいながら、４つもあるのは、どれか一つでは不十分だからである。
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