神から与えられる3段階の力

聖約を交わし、儀式を受けるごとに、神から力を受ける。

・聖約について
  ・聖約とは、神と交わす約束のこと。
  ・聖約は儀式と祝福とセットになっている。
  ・契約書になぞらえると、契約書には、甲と乙の2者のそれぞれすべきことが
   書かれていて、最後に承諾したことを表すためにサインか印鑑を押す。
   「聖約」が、私達が神に対してすべきこと。
   「祝福」が、神が私達にしてくれること。
   「儀式」が、それを承諾したことを表すこと。
   私達が「聖約」を履行すると、神が「祝福」をくださる。

・救いに必要な儀式と、その聖約と祝福

  ・バプテスマ、聖霊の賜物を受ける按手
    ・聖約
      ・キリストの御名を受ける。
        まわりにクリスチャンだと公言し、クリスチャンらしくふるまう。
      ・キリストを常に覚えている。
        毎日、祈りと聖典研究を行い、キリストの言葉と模範について考える。
      ・キリストの戒めを守る。
        神とまわりの人を愛する。
    ・祝福
      ・罪の赦し
      ・永遠の命
        日の栄えに行く。神とともに住む。
      ・聖霊の賜物
        聖霊を常に伴侶にできる。
        試練や苦難が多いこの世で、神から直接、慰め、癒し、平安、導き、
        助け、力を受けることができる。
        自分に起こる、あらゆることに、神の御業と愛を感じることができる
        ようになり、試練や苦難を成長のかてとすることができる。
      ・第一の復活
        福千年の最初に復活できる。
    ・毎週、聖餐を受けることによって、この聖約と祝福を更新する。

  ・神権を受ける按手
    ・聖約
      ・自分の召しを尊んで大いなるものとする。
    ・祝福
      ・神権の権能と力
        バプテスマ、聖餐などの儀式を行うことができる。
        家族や教会員に対して癒しや祝福の儀式を行うことができる。
        家族や教会員のために導きを受けることができる。
        家族や教会員に奉仕するために必要な力。
      ・御霊により聖められて、その体が更新される。
    ・男性のみ受けることができる。

  ・エンダウメント
    ・聖約
      ・主の王国(シオン)の建設のために、自分の時間、才能、財産を捧げる。
    ・祝福
      ・神の目的と計画の深い知識、昇栄するために必要な知識と知恵。
      ・神の御業をすべて行う力。
         世界中に散らされたイスラエルを集め、集めた生者と死者を結び固め、
         結び固められたイスラエルの大家族が住む主の王国(シオン)を
         この地上に建設することができる。
      ・主や家族やほかの人々に仕えるときに与えられる天からの指示と守り。
      ・増し加えられる希望、慰め、平安。
    ・神殿でのみ受けることができる。

  ・結び固め
    ・聖約
      ・配偶者と家族に忠実であり続ける。
    ・祝福
      ・永遠に家族と住む。(死が家族を分かたない)
      ・昇栄
        神のようになる。天の父母のように自分の宇宙を創造し、
        霊の子供たちを設けることができるようになる。
      ・栄光ある祝福、権能、名誉。
    ・神殿でのみ受けることができる。夫婦の結び固めと、親子の結び固めがある。
     結び固められた夫婦から生まれた子供は、自動的に親に結び固められる。

・3段階の力

  ・第一段階 バプテスマ
    ・「聖霊の賜物」という力が与えられる。
     内容は上記「救いに必要な儀式と、その聖約と祝福」の
     「聖霊の賜物」に記載。
    ・自分のための力。

  ・第二段階 神権を受ける儀式
    ・「神権」という力が与えられる。
     内容は上記「救いに必要な儀式と、その聖約と祝福」の
     「神権の権能と力」に記載。
    ・家族や教会員のための力。

  ・第三段階 神殿の儀式(エンダウメント、結び固め)
    ・「神の御業をすべて行う力」が与えられる。
     内容は上記「救いに必要な儀式と、その聖約と祝福」の
     「神の御業をすべて行う力」に記載。
    ・これは1836年にカートランド神殿で回復された3つの神権の鍵による力である。
      ・イスラエルの集合
         教会員を超えて全人類、全世界に影響を及ぼす力。
         神の王国を作る力である。
         宣教師が伝道に出る前にエンダウメントを受ける。
         宣教師が神の王国を建設する存在だからである。
         霊界でもエンダウメントを受けると伝道に出る。
      ・結び固め
         この地上だけでなく死を超えて霊界の人々にも影響を及ぼす力。
         永遠に結び固める力が与えられる。
         現世と霊界がつながる力
         現世と霊界の幕が薄くなる力
      ・アブラハムの福音
         人の能力を超えて、神のようになることができる力。
         肉体の親になる力を超えて、霊の親になる力。
    ・イスラエルを集合させて、イスラエルの家族を永遠に結び固める力。
    ・大患難時代の避難所となるシオンを建設する力。
    ・サタンの軍勢と戦うことのできる力。
    ・奇跡を起こすことのできる力。

・神の王国(シオン)の建設のための力

  ・エンダウメントの中の奉献の律法で、神の王国の建設のため、
   自分の時間、財産、才能を捧げることを約束する。
   それに対応するために、神の王国の建設する力が与えられる。
   たとえば警察や軍隊は国民を守ると誓約すると同時に国民を守る力
   (武器や権威)が与えられる。
   そのように、エンダウメントでは、神の王国の建設とそれを妨害するサタン
   と戦うための霊的な力が与えられる。ガーメントは霊的なよろいである。

  ・要求されているものは、それと同等以上ものが既に与えられているし、
   これから与えられる。
   たとえば、奉献の律法は、私達が神にささげるという聖約だが、
   これは裏返せば、神が私達に同等以上のものを既にささげてくれている。

  ・私達は神の王国(シオン)を建設し、キリストの再臨に備えて地上を整える。
   神の王国は地球とは別の場所に神が用意されているのではなく、
   私達が、キリストと一緒になって、この地球上に作るもの。
   私達が住む王国を私達自身が作っていく。そのための力が与えられる。

  ・主が再臨したとき、この地上に主の王国が建てられるが、
   それはシオンがそのまま、主の王国に組み込まれるという形で実現する。
   例えると、教会が妻、キリストが夫、生まれた子供が地上の神の王国。

  ・福千年の間、この地球は月の栄の王国となり、
   福千年が終わると、日の栄の王国となる。
   私達は、その日の栄の王国に住むことができる。
   私達は、やがては神のようになり、自分の王国を持つ。

  ・神の王国の建設とは、主が再臨されたときに統治するのにふさ
   わしい状態にすること。つまり、世界を変えること。
   まず、シオンをいう限定された地域から始めて、
   それを世界全体に広げていく。

・上のレベルほど他人のために使う力、神に近い力になる。
 1つ目の力の「聖霊の賜物」は自分自身に影響を及ぼす力。
 2つ目の力の「神権」は自分の家族やワードの教会員に影響を及ぼす力。
 3つ目の力は、さらに広がって、全人類、生きている人々だけでなく、
 既に亡くなった人々にまで影響を及ぼす力。
 「自分」→「家族、教会員」→「世界、霊界」というレベルアップ。

・バプテスマなどの儀式は救いに必要で、救われる側になるのに必要なもの。
 神殿の儀式は昇栄に必要で、救う側になるのに必要なもの。
 「神とともに住む」→「神の御業を遂行する」→「神にようになる」
 というレベルアップ。

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