「栄光の示現」を読んで

・「栄光の示現」について

  「栄光の示現」(オリーブ出版)は教会員の臨死体験を記した本である。
  この本は2012年に出版され、日本語訳は2019年に出版された。

  ソルトレーク・シティー在住のスペンサー(仮名)は、3度の臨死体験をした。
  彼は臨死体験中、示現で、前世や近未来などを見た。
  現世での経験や出会い一つ一つに意味があること、
  先祖や子孫が死後も霊として存在し続けて、
  私たちの生活にかかわり続けてくれている様子、
  近い将来全世界に到来する大災害や疫病や戦争などの艱難、
  失われた十部族の帰還、14万4000人による選民の集合、
  新エルサレムの建設、イエス・キリストの再臨、
  福千年後に地球が日の栄えの状態に変えられることなどが述べられている。

・概略

  1950年    スペンサー生まれる
         死産で生まれるが奇跡的に蘇生する。

  両親は離婚したが、スペンサーの母とその子供たちを父の両親が受け入れる。
  父方の祖父母は信仰深い末日聖徒だった。

  1983年 33歳 1度目の臨死(第1章)
         腎臓障害の検査の造影剤が合わなくて臨死。
         病院の中のこと、病院のスタッフの心の中、
         自分が死んだことに気づかず病院をさまよう霊たち、
         自分の生涯、死産のとき天使の助けで蘇生したこと、
         両親の生涯と心の中、兄姉の生涯と心の中、
         天使たちと悪魔たち、物にも心があるのを見る。

  1995年 45歳 2度目の臨死(第2章)
         休暇中のタヒチで具合が悪くなり臨死。
         タヒチで過去に行われた残虐行為を見る。
         ソルトレークに瞬間移動し、
         友人の使徒が自分のために祈っているのを見る。
         死去直前の預言者に会う。

  ????年 ??歳 次の臨死までの間に受けた示現(第3章)
         救い主に会う。
         この日から、人の過去の人生や心の中が読み取れるようになった。

  2003年 53歳 受けてきた示現に対して、友人の使徒からアドバイスを受ける

  2003年 53歳 次の臨死の直前に受けた示現(第4章)
         口腔がんの手術後、無理をして倒れる。
         女性の天使が現れ、癒され、死ぬことはないと言われる。

  一週間後  3度目の臨死(第5〜9章)

         第5章
          術後の感染症で衰弱していたところで臨死。
          迫害から逃れ、洞窟で生活している人々を見る。
          地球が堕落して宇宙の別の場所から移動するのを見る。
          前世の霊の子供時代を見る。

         第6章
          悪魔が人を誘惑するのを見る。
          天使の働きを見る。人の守護天使はその人の先祖であった。
          悪の闇が地上を覆い、キリストの光が届かなくなると、
          地上で自然災害が起こり始めたのを見る。
          上空から、災害の様子を見る。

         第7章
          地上で災害の様子を見る。
          災害、疫病、外国の軍隊の侵略。
          災害中の総大会にジョセフ・スミスとイエス・キリストが
          出席しているのを見る。

         第8章
          シオンの建設が進むのを見る。
          シオンの中では、人と地上の物が月の栄えの状態に変化していく。

         第9章
          失われた部族の帰還する。
          エノクの町がメキシコ湾上にできた陸地に戻る。
          主が再臨する。
          地球の場所が宇宙の別の場所へ移動し、星座の形が変わる。
          地球が日の栄えに変わる。

  2004年 54歳 友人の使徒の死去

  2011年 61歳 ジョン・ポンティアスに出会う

  2012年 62歳 ジョン・ポンティアスによって「栄光の示現」の出版

  2019年 69歳 現在

・感想

  ・第2章に出てくる預言者はハワード・W・ハンター大管長と思われる。
   1995年3月3日に死去している。

  ・友人の使徒は2004年に死去していることから、デビッド・B・ヘイト長老か
   ニール・A・マックスウェル長老だと思われる。

  ・もし、これが将来、スペンサーに起こることを予言しているものだとすれば、
   今のスペンサーの年齢から考えると、今後20年以内には、
   主の再臨までの出来事が起こるかもしれない。

  ・核兵器により地が汚染されているが、他国からのミサイル攻撃によるものでなく、
   自国保有のミサイルが自爆してのものだった。将来の核攻撃は、相手国が保有している
   核兵器を遠隔で爆発させることができるらしい。核兵器を保有していることが、
   かえって不利になるのである。

  ・これらがスペンサーの単なる夢や妄想かもしれないと思われるかもしれないが、
   彼が見たものが現実と一致する部分があり、そうとは言い切れない。
   例えば、以下の点。

    ・預言者が亡くなる示現を見ていた日に、実際にハワード・W・ハンター
     大管長が亡くなられた。

    ・示現を見て以降、人の過去の人生や心の中がわかるようになり、
     児童カウンセリングの仕事に役立っている。

    ・天使に将来、ジョンが現れるので、その人にすべてを話すように言われる。
     その後、ジョン・ポンティアスに出会った。

    ・スペンサーが見た示現は、過去の大管長や使徒たちの見た示現と一致していた。
     スペンサーはそれらの示現の情報を知らなかった。

    ・脳腫瘍を患っている姉妹に癒しの祝福を施したとき、
     寿命が1年もないことが分かったが、そのことを伝えなかった。
     祝福が終わって彼女から、どうしてあなたが見た祝福を与えてくれ
     なかったのかと言われた。
     彼女はスペンサーと同じ示現をうけ、寿命が1年もないことを知った。

  ・一番衝撃的だったのがポルノグラフィーを見る青年の話。
   以下に概略を紹介する。

    ・青年がポルノグラフィーを見ているそばに8人の霊がいた。
     4人はかつてこの地上で生きていた人の霊、
     残りの4人はこの地上に生を受けたことのない悪魔の手下の霊。

    ・霊たちは興奮し、錯乱状態で跳び回り、
     青年に向かって興奮した声で怒鳴っていた。

    ・地上で生きていた人の霊の目的は情欲を満たすためだった。
     彼らの依存症は霊体だけになっても続いている。
     彼らは画像には関心はなく、青年の肉体に入って、
     性欲を満たす感覚を体感することに関心があった。

    ・地上に生を受けたことのない悪魔の目的は、青年を陥れることだった。
     彼らは青年が経験する熱情には関心はなく、
     青年を支配し、自分たちに従わせ、惨めな状態にすることに関心があった。

    ・悪霊たちは青年に特定のウェブサイトを思い出させ、それを見るよう強く迫り、
     どう感じるべきか教えていた。

    ・青年が良心の声を無視続けるようにし、キリストや聖霊との関係を感じなくし、
     家族をないがしろにさせていた。

    ・青年の興奮が高まると、悪霊たちは熱狂した。
     さらに攻撃的になり青年にとびかかり、平手打ちをし、ののしった。

    ・青年の情欲が頂点に達したとき、彼の頭のてっぺんから黒い裂け目が現れた。
     その瞬間に地上で生きていた人の霊がフットボール選手がタックルを
     するように攻撃を始めた。彼らは競い合って中に入ろうとしていた。
     中には一人か二人しか入れないので、他の霊が入ると、中にいた霊は
     追い出された。追い出された霊は、床でけいれんしていた。
     悪霊はすぐに回復すると、また戦いに加わり再突入を繰り返していた。

    ・肉体を離れても、情欲や依存症は彼らに付きまとう。
     自分たちを癒すことがおできになるイエス・キリストに、心を向けないからである。
     キリストの恵みなしでは、依存症から来る強い情欲を収めることができない。

    ・彼らはスリルを経験する機会を求めて、地上の人に付きまとう。

・教会員の「横山キヨ」さんのブログ。(キヨの部屋)

  ある日突然、夫を亡くし、悲しみに暮れていたが、
  上記の「栄光の示現」を読んで、再び夫と会えるために、
  人生の残りの時間を神様に忠実に過ごそうと希望を持った。
  登場人物の「じいちゃん」が夫で、「若大将」は息子。

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