知恵の言葉

「知恵の言葉」とは、教会員に対して、神様から啓示された飲食に
関する規定である。
飲酒、喫煙、コーヒー、茶、ドラッグなどが禁止されている。
この律法は、体の健康のために、また悪の力から逃れるために与え
らた。この律法を守ると、霊的な真理を受け入れやすくなる。

肉体的な点では、アルコールは肝臓、タバコのニコチンとタールは
呼吸器、コーヒーと茶のカフェインは、胃や心臓に害をなすと言わ
れている。しかし、本質的な問題は、精神に対する悪影響である。
アルコールは、正しい判断をできなくし、暴力や事故を誘発する。
タバコ、コーヒー、茶は神経を刺激し、依存症にさせる危険がある。
これらは、人が神様から啓示を受けるのを阻害するものである。
霊的なコミュニケーションに必要な繊細な感覚を鈍らせる。

知恵の言葉は、これら以外にも、周りの人々に末日聖徒イエス・キ
リスト教会の会員であることを、表明する機会を与えてくれる。


・教義と聖約89章は三つの部分よりなる。   5−9節は取ってはならないもの   10−17節はとるべきもの   18−21節はこれを行うときに得られる祝福である。 ・とってはならないもの   ・アルコール(ぶどう酒、強い飲み物)   ・タバコ   ・コーヒーとお茶(熱い飲み物)   ・89章にはないが、薬物を乱用すること ・とるべきもの   ・野菜   ・果物   ・穀物、芋、豆   ・肉は控えめに用いる。 ・祝福   ・へそに健康を受け、その骨に髄を受ける。     ・肉体的な健康を得る。   ・知恵と、知識の大いなる宝を見いだす。     ・明晰な思考力が得られる。   ・走っても疲れることがなく、歩いても弱ることはない。     ・体力を得る   ・滅ぼす天使はイスラエルの子らを過ぎ越したように彼らを過ぎ越し    て、彼らを殺すことはない。     ・これは罪の誘惑から守られると言うことである。      例:サタンは私たちの霊を滅ぼすためにアルコール等を取るよ        うに誘惑する。酒を飲むと罪に対して無防備になる。        酒を飲んで家族に暴力をふるったり、姦淫の罪を        犯す人々がいる。また、交通事故で死者や負傷者を出す。   ・近年になって、アルコールは肝臓に、タバコは肺に、コーヒーとお茶は    消化器と循環器に悪影響があることが証明されている。しかし、この律    法は肉体よりも霊の健康を主目的に与えられた。上記のとってはならな    いものはすべて習慣性があり、精神を損なうものである。   ・わたしたちの肉体は非常に大切なため、主は神の宮(神殿)と呼ばれた。    神殿を清く保つように、わたしたちの体も清く保つ必要がある。わたし    たちの体が清ければ、主の御霊がとどまるのである。 ・その他に、健康に関して教義と聖約88:124にも主の勧告がある。   ・適度な労働と運動   ・体や衣服を清潔にする。   ・適度な休息と睡眠(早寝早起)
教義と聖約89 1833年2月27日、オハイオ州カートランドにおいて、預言者 ジョセフ・スミスを通して与えられた啓示。初期の兄弟たちが集会 中にたばこを常用していたことから、預言者はこの件について深く 考えるように導かれた。その結果、彼はこれについて主に尋ねた。 「知恵の言葉」として知られるこの啓示はその答えであった。最初 の3節は、霊感による序論および説明として、預言者が初版の中に 書き入れたものである。 01 カートランドに会した大祭司の集まりと、教会員と、シオンの聖 徒たちのための「知恵の言葉」。 02 あいさつとして送られるもの。戒めや強制としてではなく、啓示 と知恵の言葉としてのもので、終わりの時におけるすべての聖徒 たちの現世の救いに関する神の方式と御心を示すもの。 03 約束を伴う原則として与えられるもので、現在聖徒である、ある いは聖徒と呼ばれ得るすべての聖徒の中の弱い者および最も弱い 者の能力に適するもの。 04 見よ、まことに、主はあなたがたにこのように言う。終わりの時 に陰謀を企てる人々の心の中に今あり、また将来もある悪ともく ろみのゆえに、わたしはあなたがたに警告を与えており、また、 啓示によりこの知恵の言葉を与えることによって、あなたがたに あらかじめ警告するものである。 05 すなわち、あなたがたの中のだれかがぶどう酒や強い飲み物を飲 むならば、見よ、それはあなたがたの父の目に良いとされず、父 の目にかなわない。これを飲んでよいのは、あなたがたが集まっ て、父の前にあなたがたの聖式をささげるときだけである。 (解説) 強い飲み物とは、アルコール飲料のこと。 現在、聖餐式では、ぶどう酒ではなく、水が用いられる。 06 また見よ、これはぶどう酒、すなわち、ぶどうで造った自家製の 純粋なぶどう酒でなければならない。 (解説) 当時、味を良くするため、体に悪い不純物が混入されていた ようである。 07 さらにまた、強い飲み物は腹のためにならず、あなたがたの体を 洗うためのものである。 08 さらにまた、たばこは体のためにも、腹のためにもならず、人間 のために良くないが、打ち身とあらゆる病気の家畜に効く薬草で あり、判断力と熟練をもって用いるべきものである。 09 さらにまた、熱い飲み物は体や腹のためにならない。 (解説) 熱い飲み物とは、茶とコーヒーのこと。 10 さらにまた、まことに、わたしはあなたがたに言う。神は健康に 良いすべての草を、人間の体質、体力、利用のために定めた。 11 すなわち、それぞれの季節のあらゆる草と、それぞれの季節のあ らゆる果実、これらはすべて、思慮分別と感謝をもって用いるべ きものである。 12 まことに、獣の肉と空の鳥の肉もまた、主なるわたしは、人間が 感謝をもって用いるために定めた。しかしながら、これらは控え めに用いなければならない。 13 冬季や寒いときや飢饉のときのほか、これらを用いないことがわ たしの心にかなう。 (解説) 当時は冷蔵庫がないので、夏の時期だと肉を食べて食中毒を 起こす恐れがあった。現在では、通常時期の肉食も禁じられ ていない。 14 すべての穀物は人間と獣が用いるように、すなわち、人間のため だけでなく、野の獣と、空の鳥と、地上を走るあるいは這うすべ ての野生の動物のためにも、命の糧となるように定められている。 15 また、飢饉のときと飢えの甚だしいときにのみ人間が用いるよう に、神はこれらの生き物を造った。 16 すべての穀物は人間の食物として良い。つるの実、地中であろう と地上であろうと、実を結ぶものの実もそうである。 17 しかしながら、人間には小麦、牛にはとうもろこし、馬にはえん 麦、鳥と豚とすべての野の獣にはライ麦、すべての有益な動物に は大麦、また温和な飲み物のためにはほかの穀物と同様に大麦が よい。 18 これらの言葉を守って行うことを覚え、数々の戒めに従順に歩む すべての聖徒たちは、そのへそに健康を受け、その骨に髄を受け るであろう。 19 また、知恵と、知識の大いなる宝、すなわち隠された宝さえ見い だすであろう。 20 また、走っても疲れることがなく、歩いても弱ることはない。 21 また、主なるわたしは彼らに一つの約束を与える。すなわち、滅 ぼす天使はイスラエルの子らを過ぎ越したように彼らを過ぎ越し て、彼らを殺すことはない。アーメン。
これいいのか問題   コーヒーと茶にカフェインが含まれているので、カフェインが   含まれているチョコレートやコーラなどはとっても良いのかとか、   料理酒やみりんは使っていいのかという議論が教会員の中である。   これらについては、教会員個々人の判断に任せられていて、   教会からは、いちいち、ダメなものリストは発表されていない。 なぜ現在は、聖餐にぶどう酒を用いないのか。   イエス・キリストの時代のイスラエルでは、砂漠地帯のため、   水は貴重で、日常の飲料としてぶどう酒が用いられていた。   子供も飲むのでアルコール度数は低いものだった。   しかし、現代では、衛生的な水が手にいれやすいので、水を   用いるほうが良いとされる。   そのきっかけは教義と聖約27章に書かれている。   教義と聖約27   パンとぶどう酒の聖餐が執行される宗教上の集まりの準備をす   るために、ジョセフはぶどう酒を手に入れようとして出かけた。   その途中で、天の御使いに会い、この啓示を受けた。   02 聖餐を受けるとき、あなたがたがわたしの栄光にひたすら     目を向けて、あなたがたのために葬られたわたしの体と、     あなたがたの罪の赦しのために流されたわたしの血を父に     記念して、それを受けるならば、あなたがたは何を食べ、     何を飲んでも差し支えがない。   03 それゆえ、わたしはあなたがたに戒めを与える。あなたが     たは敵からぶどう酒も、強い飲み物も買ってはならない。   この啓示が与えられた理由とその意味について、ジョセフ・フィー   ルディング・スミス大管長は次のように説明している。   「この天の使者はジョセフ・スミスに、聖餐に何を用いても差し支   えない、また敵からぶどう酒も強い飲み物も買ってはならないと告   げた。その理由は明らかである。預言者には多くの敵がいたからで   ある。しかし、それには、単に敵から身を守るということ以上の意   味がある。なぜなら、これらのものに不純物を混ぜようとする邪悪   で腹黒い人々に対する警告でもあったからである。ジョセフ・スミ   スはまた、聖徒が造ったものでないかぎりぶどう酒を聖餐に用いて   はならない、また用いる場合でも、新たに造ったものでなければな   らないとも告げられた。当時の初期の教会には、聖餐には水しか用   いないという習慣はなかったが、このとき以来、ぶどう酒に代わっ   て水が用いられるようになった。それまでは、血に似ているという   ことでおもにぶどう酒が用いられていたのである。今日では、教会   全体を通じて、悔い改めて福音を受け入れるすべての人に罪の赦し   を得させるために流されたイエス・キリストの血の記念として、聖   餐には水が用いられている。」 肉を食べることについて   健康の面から言うと、過度な肉食は肥満や生活習慣病など原因   となっている。動物性たんぱく質は1日100g以内にするべ   きだと言われている。卵なら2つ、ハンバーグなら1つまで。   牛肉や豚肉などの赤身肉は、大腸がん、大腸炎の原因になので、   取らないほうが良いと言われている。   世界の食料供給の面で言うと、食用肉は家畜に穀物を与えて育   てられている。現在の世界の穀物生産量は100億人を養う量   がある。70億人では飢餓は生じないはずである。しかし、1   食の肉を生産するのに10食分の穀物を消費していると言われ   ている。食糧不足は豊かな国の人々が5回に1回、肉食をやめ   れば解決すると言われている。飢えている人がいるうちは肉を   控えるべきである。   福千年では、肉食動物は肉食でなくなるという。   人間も肉食をやめるのではないかと思われる。   教義と聖約89章では「寒いとき」に肉食が許されている。   その理由は、次のように思う。   ・寒いときにはエネルギーが必要だから。   ・この啓示が与えられた当時はまだ冷蔵庫がないため、夏は肉    が腐りやすく、肉食の危険性が高かった。   ・極地に住む人は、穀物を主食にすることが難しく、あざらし    の肉などを主食にしている人たちもいるので、肉食を禁じる    わけにはいかなかった。

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