腰痛になって学んだこと

1か月ほど前、朝、布団から体を起こしたとき腰に激痛が走った。
世にいう「ぎっくり腰」というやつかと思った。
2、3日で直ると思って、シップを張って、過ごしていたが、
しばらく、たっても痛みが治まる気配がない。

そうしている内に、あることを思いついた。
ずっと、切れ痔だったので、雑菌が入って腰に炎症を起こしている
のではないだろうかと。
これは、神様からの啓示かもしれないと思い、対処してみた。
以前、尿道炎になったときに、使わずに置いていた、抗生剤が
残っていたので、試すことにした。
5日間、試してみたが、痛みは変わらなかった。

そんなこんなで、日曜日になって、痛みがひどくなったので、
聖餐会だけ出席して、誰にも告げずに、家に帰った。
その日の夜、聖餐会だけしかいなかったことを、
心配したF兄弟から電話をいただいた。
私が、理由を告げると、大変な病気であるかもしれないので、
必ず病院にいってほしいと勧められた。

翌日、その兄弟の勧めに従い、病院に行った。レントゲン検査の結果、
病名は腰椎間板症ということだった。
加齢に伴い、背骨の間の軟骨に柔軟性がなくなり、腰が曲がりにくくなる。
そして、背中の筋肉が衰えてくると、筋肉が固くなり、痛みが出てくるとのこと。
痛みを抑える薬と、筋肉を柔らかくする薬が処方された。
また、背中の筋肉を動かす柔軟運動を続けて行うように勧められた。
背中の筋肉が衰えるということに、心当たりがあった。
大腸に腫瘍が発見されたので、肉を食べるのを控えていた。
そのせいで、体重が5kg落ちた。しかし、それで、脂肪よりも、
筋肉が落ちていたのだろう。それが、腰痛の大きな原因だったのだ。

自分が考えたことが、神様からの啓示か、単なる思い付きか、区別するのは難しい。
切れ痔が原因というのは、単なる思い付きだった。
しかし、私に電話をかけてきてくれたF兄弟は、神様から促しを受けて、
電話をしたに違いない。

みたまは単に個人に降りてくるのでなく、
人と人のつながりに降りてくると理解した。
そして、現実とのすりあわせの中で、答えに導かれるのだと。
神様はすぐに答えをくださらない。
人を成長させるため、あえて、そのようにされる。

大管長会、十二使徒定員会の話し合いでは、
最初は、それぞれ違った意見が出てくるのだという。
しかし、協議していくなかで、一致した意見にまとまるという。

教会のトップの方々でさえ、そのようなのだから、
ましてや、私のようなものには、神様は簡単に答えをくださらない。
しかし、必ず答えに導かれる。

ネルソン大管長は2018年4月の総大会で、
啓示を受けられるようになる方法を次のようにおっしゃている。

繰り返し行くことのできる静かな場所を見つけてください。
神の御前にへりくだってください。
天の御父に心を注ぎ出してください。
御父に頼って答えと慰めを求めてください。
心配事や恐れ、弱さについて、イエス・キリストの御名によって祈ってください。
心の切なる思いについて祈ってください。
その後で耳を傾けてください。
心に浮かんだ考えを書き留めてください。
感じたことを記録し、それに従って、促しを受けたとおりに行動してください。
来る日も来る日も、年月を重ねて、このプロセスを繰り返すときに、
「啓示の原則が身に付いて」くるでしょう。

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