ヤコブの手紙
第2章
(教会員は、人を見るとき分け隔てしてはならない。)
01 わたしの兄弟たちよ、人を分け隔てしていては、栄光の主であるわたしたちの主イエス・キリストを信じる信仰を持つことはできない。
14 私の兄弟たちよ。ある人が自分には信仰があると称しても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。
15 実に、ある人は「わたしは行いのない信仰を持っているのをあなたに示そう」と言うだろう。しかし、行いのないあなたの信仰なるものを見せてほしい。そうしたら、わたしの行いによって信仰を見せてあげよう。
16 ある兄弟または姉妹が裸でいて、食物にもこと欠いている場合、あなたがたのうち、だれかが、「安らかに行きなさい。暖まって、食べ飽きなさい」というだけで、そのからだに必要なものを何ひとつ与えなかったとしたら、あなたの信仰はそのようなことになんの役に立つか。
17 信仰も、それと同様に、行いを伴わなければ死んだものである。
18 ああ、愚かな人よ。行いを伴わない信仰のむなしいことと、それがあなたを救わないことを知りたいのか。
19 あなたは、ひとりの神がいらっしゃることを信じている。それは結構である。悪霊どもでさえ、信じておののいている。
20 あなたは自身を悪霊どものように義とされない者にしている。
21 わたしたちの父祖アブラハムは、その子イサクを祭壇に捧げた時、行いによって義とされたのではなかったか。
22 あなたが知っているとおり、彼においては、行いが信仰と共に働き、その行いによって信仰が全うされた。
第章
xx