イスラエルの家について

イスラエルの起源

    ヤコブは後にイスラエルとなる。(旧約聖書、創世記32章28節)

    その息子たちがイスラエルの12部族になる。
    ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、
    ダン、ナフタリ、ガド、アセル、ヨセフ、ベニヤミン。

    サウル王、ダビデ王、ソロモン王の間、統一イスラエル王国。
    その後、イスラエル王国(北)とユダ王国(南)に分裂。
    ユダ王国はユダ、ベニヤミンの2部族。イスラエル王国は残りの10部族。
    イスラエル王国は紀元前721年にアッシリアに捕囚として連れ去られた。
    それから彼らはさらに北方に逃走し、それ以降行方知れずになる。
    (行方知れずの10部族)
    南のユダ王国はバビロニア、ペルシャ、ローマなどに支配されながらも
    イエス・キリストの時代まで存続。しかし、紀元71年ローマによって滅びる。

    ヨセフにはエフライムとマナセという2人の息子がいた。

    ヤコブは最初の妻レアの第1子ルベンは、不品行のゆえに、長子の特権の
    祝福と2倍の相続分とを失ってしまった。そして長子の特権は、ヤコブの
    2番目の妻ラケルの第1子ヨセフに与えられることになった。レビは、神
    権の務めをなす部族として主から選ばれ、全部族の中で特別な務めを果た
    すように召されたため、受け継ぎの地は与えられなかった。これによって
    ヨセフは2倍分を相続し、2人の息子エフライムとマナセがそれを分け、
    この2人はそれぞれ独立した部族と見なされた。
    メシヤが来られるまでは、ユダの部族に属するものがイスラエルの民を統
    治することになっていた。終わりの時に、エフライムの部族は世の人々に
    福音の回復の知らせを伝え、散らされたイスラエルを集める特権を持つ。
    イエス・キリストの福音により、エフライムがイスラエルの全部族を統一
    させる業において指導的な役割を果たす時が来る。

リーハイたちはヨセフの部族に属する。

    ヨセフの部族が住んでいたイスラエル王国は紀元前721年に滅んでいる。
    紀元前600年にユダ王国に住んでいたリーハイたちはヨセフの部族であ
    る。これは、イスラエル王国が滅ぶ前にユダ王国に移住するヨセフの部族
    の人たちがいたからである。(歴代誌下15:9参照)

各部族が残す記録

    聖書はユダの部族の記録
    モルモン書はヨセフの部族の記録
    このほかに、行方知れずの部族の記録もある。

    「そしてユダヤ人はニーファイ人の言葉を得て、ニーファイ人はユダヤ人
    の言葉を得る。また、ニーファイ人とユダヤ人は、イスラエルの行方の知
    れない部族の言葉を得て、イスラエルの行方の知れない部族は、ニーファ
    イ人とユダヤ人の言葉を得る。」(2ニーファイ29:13)

    「人の子よ、あなたは一本の木を取り、その上に『ユダおよびその友であ
    るイスラエルの子孫のために』と書き、また一本の木を取って、その上に
    『ヨセフおよびその友であるイスラエルの全家のために』と書け。これは
    エフライムの木である。あなたはこれらを合わせて、一つの木となせ。こ
    れらはあなたの手で一つになる。あなたの民の人々があなたに向かって、
    『これはなんのことであるか、われわれに示してくれないか』と言う時は、
    これに言え、主なる神はこう言われる、見よ、わたしはエフライムの手に
    あるヨセフと、その友であるイスラエルの部族の木を取り、これをユダの
    木に合わせて、一つの木となす。これらはわたしの手で一つとなる。」
    (エゼキエル書37章16−19節)

    ユダの木は聖書、エフライムの木はモルモン書をさす。


モルモン書勉強ノート

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