霊的な人

霊的な人 霊的でない人
知識と英知を賢明に使って生活できる。
自分自身と周囲の世界に現実的な目を向ける。 自分自身と周囲の世界を正しく理解しておらず、偏狭で否定的な態度をとる。
物事を決めるときに、知識や理性、過去の経験を基盤としてそれを行なう。 物事を決めるときに、感情的に、あるいは想像に任せて、または偏見や無知のままにそれを行なう。
あらん限りの知識を存分に生活に取り入れている。 知識の相関性が無く、不合理な、あるいは矛盾した考えを抱いている。
信念と行動の標準を定め、いつもその標準に従って物事の決定を下し、生活している。 流行や他人の意見に容易に感化される。自分自身の行動の標準がない。他人の言葉に従いやすく、感化されやすい。
自分自身を大きなものの一部とみなすことができる。
自分がさらに大きな全体の一部であると言うことを認識する。また自己の存在を失わず、標準への妥協がない範囲内において現実の世界に喜んで接触の場を求める。 すべてを自己中心に考える傾向がある。
真理と知識を尊び、絶えず自分自身を現実に即した者に変えようと努める。 自分の考えと相容れない真理や、物の見方を変えるように求める真理を拒絶する。
社会生活における自分の役割を認識している。人々との交わりを望み、必要に応じて自分の気持ちを制する。自分の属する集団や社会に貢献する。 自分の必要を満たしてくれる人を求める。自分の立場に利する人々に目を向け、そうでない人々に背を向ける。自分は与えることなく受けることだけを望む。
自分自身の社会的、身体的、情緒的福祉に責任を負う。自立し、自分の望みを達成するために自ら働く。 依頼心が強い。人々に依存していることに満足し、相手が自分のことに気を使ってくれないと腹を立てることがある。
自分自身の自由意志や個性、標準に従おうと言う決意を保ちながら、歩み寄れるところは人々に歩み寄る。 譲歩することを強情に拒み、執拗に我を通す。自分の思い通りにならなければ、腹を立てたり、人の感情を害する言葉を吐いたりする。
権能と紀律と、現在の社会の慣習を十分に尊重する。 紀律を無視し、権能の必要性を否定し、他人の権利を侵してまでも自分の権利を主張する。
現実の世界を受け入れ、その世界に生きる。
現実を見つめて生活する。たとえ不快であっても現実を受け入れる。可能な範囲内で歩み寄り、できるだけ現実に即した生活を送るように努める。 不快であれば現実を否定ないしは回避しようとする。現実の生活を回避する手段として、アルコールや麻薬を引用し、また空想、幻想にふける。
過去、現在、未来のバランスをとり、しかも現在をその生活の中心としている。 現実を回避し、過去にばかりこだわる。あるいは、未来のことばかりを言う。心に焼きついた過去の出来事を基準にして、現在の生活を変えようとする。
自分の行いを制御し、物事の優先順位を適切に決めることができる。
欲望や欲求を制するように努め、それをいつも抑制することができる。 しばしば自分の行為を正当化するなどして、自由に衝動や欲望を満足させる。
価値ある長期目標を達成するために、喜んで目前の苦しみに耐え、犠牲を払う。 目先の満足と報いを求め、また将来確実に恩恵の得られることが分かっていても、そのために犠牲を払うことを良しとしない。
快楽を求めず、原則になった行動をとるようにする。行動規範に従って生活する。 不愉快なことを避け、自分の利得のみを追い求める。外部の諸状況に行動を左右される。
愛、性、結婚、親であることに対して健全で適切な態度をとる。
幸せな生活を送るために愛の必要性、性の正しいあり方、結婚の重要性を理解する。 愛、性、結婚について誤った考え方を持っている。あるいは、不健全な態度をとっている。
同姓の人とも異性の人とも、正しく健全な交流を行なっている。 男女いずれかの人々に偏って嫌われる。あるいは偏って好かれる。また、そのような交流を行なっている。
性が霊的、情緒的、心理的にどのような意義をもつかを十分に正しく理解しており、前向きの態度でそれを正しく行使する。 性の正しいあり方を誤解している。性の役割について誤った、あるいは有害な考え方を持っており、また性に対して不健全な、あるいは現実に則さない態度をとる。
(インステトゥート生徒用資料「日の光栄の結婚」より引用)

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