信仰箇条

教会の創始者であるジョセフスミスは、教会の教えの概要を以下の13箇条
にまとめました。これは、他の教会と比較して特徴を述べたものなので、教
会のすべての教義を言い尽くしているものではありません。

      1)永遠の父なる神と、その御子イエス・キリストと、聖霊を信仰する。
      2)人は自分の罪のゆえに罰せられ、アダムの背きのゆえには罰せられ
          ない。
      3)キリストの贖罪により、全人類は福音の律法と儀式に従うことによ
          って救われ得る。
      4)福音の第一の原則と儀式とは、
            ・第一に主イエス・キリストを信じる信仰、
            ・第二に悔い改め、
            ・第三に罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ、
            ・第四に聖霊の賜物を授けるための按手である。
      5)福音を宣べ伝え、その儀式を執行するためには、人は預言によって、
          また権能を持つ者による按手によって、神から召されなければなら
          ない。
      6)現代の教会には、初期の教会にあったと同一の組織、すなわち、使
          徒、預言者、牧者、教師、祝福師などがある。
      7)異言、預言、啓示、示現、癒し、異言の解釈などの賜物がある。
      8)・正確に翻訳されているかぎり、『聖書』は神の言葉である。
          ・『モルモン書』も神の言葉である。
      9)・神はこれまでも啓示をしてきた。
          ・神は現在も啓示をしている。
          ・神はこの後も、神の王国に関する多くの偉大で重要なことを啓示
            するだろう。
    10)・イスラエルは文字どおりの集合し、十部族が回復するだろう。
          ・シオン(新エルサレム)がアメリカ大陸に築かれるだろう。
          ・キリストが自ら地上を統治されるだろう。
          ・地球は更新されて楽園の栄光を受けるだろう。
    11)・自分の良心の命じるとおりに全能の神を礼拝する特権がある。
          ・すべての人に同じ特権を認め、どのように、どこで、何を礼拝し
            ようと、わたしたちはそれを妨げない。
    12)・王、大統領、統治者、長官に従う。
          ・法律を守り、尊び、支える。
    13)・正直、真実、純潔、慈善、徳高くある。
          ・すべての人に善を行う。
          ・すべてのことを信じ、すべてのことを望み、すべてのことを堪え
            忍ぶ。
          ・どのようなことでも、徳高いこと、好ましいこと、誉れあること
            や称賛に値することを尋ね求める。

解説)1から10は教義について示している。
      11から13は行動規範を述べている。

      1)信仰の対象。
          偶像礼拝、聖母崇拝、その他の聖人の崇拝をしていない。
          また、御父と御子と聖霊を別個の御方と考えている。(神会)

      2)アダムによる原罪を信じない。

      3)人が救われるのに必要な条件。
          ・キリストの贖罪を受け入れる。
          ・福音の律法を守る。
          ・福音の儀式を受ける。
          プロテスタントのある宗派では、キリストに対する信仰を告白する
          だけでよいとするものもある。

      4)バプテスマ。
          水に沈めるバプテスマでなければならない。

      5)神の御名によって行動する権能。
          権能がない者によって執り行われた儀式は神様に受け入れられない。

      6)教会の組織。
          初期の教会と同じ組織がこの教会に回復されている。

      7)御霊の賜物。
          病人の癒し等、キリストが行われた奇跡は現在でも存在する。

      8)聖書は翻訳や写しの過程で多くの誤りを取り込んでしまっている。
          他の教会では使っていない『モルモン書』を用いている。
          この『モルモン書』は聖書を補うために神によって用意された。

      9)絶えざる啓示。
          ほとんどの他の教会はこの時代には啓示はないと主張している。

    10)世の終わり。

    11)他の宗教への寛容さ。

    12)よい国民になることの大切さ。

    13)キリスト教徒であることの意味。

    第1、3、4、10節には、当教会の教義の中心はイエス・キリストにある、
    という核となる信条が述べられている。

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