・すべての人はこの世に来る前、天父のもとで、天に住んでいた。
すべての人は天父の霊の子供で、霊の体を持っていた。
わたしたちは天父を愛していて、天父もわたしたちを愛しておられた。
・天父には一つの計画があった。救いの計画という、人々が天父のようになるための計画である。
この計画によれば、わたしたちはこの世に来て、血と骨肉でできた体を持つことになった。
そして、神の戒めに従うか試されるのである。
・戒めに従えば、わたしたちは天父のもとに帰れる。そのためには助けが必要である。
わたしたちは自分の罪を取り除いてもらい、復活した体になる必要がある。
しかし、自分では罪を取り除くことも、復活することもできない。
そこで、それを代わってくださる救い主が必要だった。
・天父の霊の長兄は、イエス・キリストであった。彼はエホバとも呼ばれる。
天父は、イエス・キリストを救い主にお選びになった。
イエスは、天父を愛しておられ、わたしたちも愛しておられたので、わたしたちを救いたいと思われた。
イエスは、地上に来て、わたしたちに正しい人になる方法を示し、人々の罪を取り去るために苦しまれ、
一度命を捨てられるが、すべての人が復活できるようにするために、後に復活されることになった。
・天父の霊の子供の中に大きな力を持つルシフェルと呼ばれるものがいた。彼はサタンとも呼ばれる。
サタンも自分が救い主になりたいと思った。けれども彼は天父も人類も愛していなかった。
サタンは天父の力を手に入れるために、天父の計画を変えたいと思った。
サタンは御父の誉れを求め、人の選択の自由を損ない強制的に人を救おうとした。
天父はサタンの意見を退けた。
モーセ4:1-4
主なる神であるわたしは、モーセに語って言った。「あなたがわたしの独り子の名によって命じたあのサタンは、初めからいた者である。彼はわたしの前に来て言った。『御覧ください。わたしがここにいます。わたしをお遣わしください。わたしはあなたの子となりましょう。そして、わたしは全人類を贖って、一人も失われないようにしましょう。必ずわたしはそうします。ですから、わたしにあなたの誉れを与えてください。』
しかし見よ、初めからわたしが愛し選んだ者であるわたしの愛する子は、わたしに、『父よ、あなたの御心が行われ、栄光はとこしえにあなたのものでありますように』と言った。
あのサタンはわたしに背いて、主なる神であるわたしが与えた、人の選択の自由を損なおうとしたので、またわたしの力を自分に与えるように求めたので、わたしは独り子の力によって彼を投げ落とさせた。
そして、彼はサタン、すなわち、あらゆる偽りの父である悪魔となって、人々を欺き、惑わし、またまことに、わたしの声を聞こうとしないすべての者を自分の意のままにとりこにする者となった。
アブラハム3:27-28
また、主は言われた。「わたしはだれを遣わそうか。」 すると、一人が人の子のように答えた。 「わたしがここにいます。わたしをお遣わしください。」 また、別の者が答えて言った。 「わたしがここにいます。わたしをお遣わしください。」 そこで主は言われた。 「わたしは最初の者を遣わそう。」
すると第2の者は怒り、その第1の位を守らなかった。そして、その日、多くの者が彼に従った。
・サタンは天父とイエスに背いた。
霊の子供たちの中には、サタンに従ったものがいた。
彼らが天父に従わなかったので、天父は大変悲しまれた。
天では戦いが起った。天父とイエスにつくミカエルの軍と、サタンの軍が戦った。
サタンと彼に従うものは天を追われ、地に投げ落された。
サタンに従った天の衆群の3分の1が落とされた。
黙示12:7-9
さて、天では戦いが起こった。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使いたちも応戦したが、
勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。
この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経た蛇は、地に投げ落とされ、その使いたちも、もろもろに投げ落とされた。
イザヤ14:12-15
おお、暁の子ルシフェルよ、あなたはどうして天から落ちたのか。もろもろの国々を打ちのめしたあなたが、地に切り倒されるとは。
あなたはかつて心の中で言った。『わたしは天に昇り、わたしの王座を神のもろもろの星よりも高くしよう。また、北の果てにある集会の山に座そう。
わたしは雲の頂に昇り、いと高き者のようになろう。』
しかし、あなたは地獄に落とされ、穴の底に入れられる。
教義76:25-26
また、わたしたちはこのことも見たので証する。すなわち、神の前で権威を持っていた神の一天使が、御父から愛されて御父の懐におられた独り子に背き、神と御子の前から落とされ、
そして、滅びと呼ばれた。もろもろの天は彼のために泣き悲しんだからである。彼は暁の子ルシフェルであった。
わたしたちは見た。見よ、彼は落ちた。暁の子でさえも落ちた。
教義29:36-37
そして、アダムは悪魔に誘惑された。見よ、悪魔はアダムの前にいた。悪魔は、「わたしにあなたの誉れを与えてください」と言って、わたしに背いた。彼の求めた誉れはわたしの力である。また、彼は天の衆群の3分の1を、彼らの選択の自由によってわたしから背き去らせた。
そして、彼らは落とされて、悪魔とその使いになった。
・サタンは悪魔として、この地上でわたしたちに対して罪の誘惑を行なうものとなった。
・天父はイエスに、わたしたちのために地球を造るように命じられた。
イエスは、地球を造り、木や草を生えさせ、動物を置かれた。
また、太陽、月、星を造られた。
そして最後に人を造られた。
モーセ1:32-33
わたしの力の言葉によって、わたしはこれらのものを創造した。わたしの力と言葉とは、恵みと真理に満ちている独り子のことである。
無数の世界を、わたしは創造した。また、わたし自身に目的があってこれらを創造した。子によって、わたしはこれらを創造した。子とは、わたしの独り子のことである。
・神に従った者たちは第一の位を守り、地球に来て肉体を受けた。
アブラハム3:24-26
そして、彼らの中に神のような者が一人立ち、ともにいた者たちに言った。「あそこに空間があるので、わたしたちは降って行こう。そして、これらの材料を取って、これらの者が住む地を造ろう。
そして、わたしたちはこれによって彼らを試し、何であろうと、主なる彼らの神が命じられるすべてのことを彼らがなすかどうかを見よう。
第1の位を守る者は付け加えられるであろう。また、第1の位を守らない者は、第1の位を守る者と同じ栄光を受けることはない。さらに、第2の位を守る者は、とこしえに栄光をその頭に付け加えられるであろう。」
・旧約聖書やモルモン書に出てくる預言者たちに啓示を与えたのは、肉体を受ける前のイエスである。
・預言者たちは人々に天父の救いの計画について教えた。
・救い主がこの世にいらっしゃることについて次のように予言し、証した。
・神の御子はベツレヘムにお生まれになり、母は名をマリアという。
・多くの人はイエスが救い主であることがわからない。他の人々と変わったことがなく、金持ちではない。多くの人々はイエスを憎む。
・イエスに先立ってくるバプテスマのヨハネは人々にイエスについて語り、イエスにバプテスマを授ける。
・イエスは大変やさしいお方であり、多くの奇跡を行われ、そして、悔い改めるすべての人の罪を負って苦しまれる。
・イエスは十字架につけられ、命をすてられ、救い主となられる。
・そのあとイエスは三日目に復活される。イエスが復活されたので、わたしたちも復活することができる。