「そしてわたしたちは、荒れ野の中を旅したとき、この約束の地には森の
中にあらゆる獣、すなわち雌牛と雄牛、またろばと馬、やぎと野やぎ、そ
のほか人の役に立つあらゆる獣がいるのを知った。またわたしたちは、金
や銀や銅など、あらゆるあらがねも見つけた。」
(1ニーファイ18:25)


もしジョセフ・スミスが、古代の記録を翻訳したのではなく、自分の力で モルモン書を書いたとすれば、モルモン書の時代のアメリカ大陸に馬がい たという記述を入れるのは、まったくばかげていたはずである。1830 年当時、ほとんどの歴史家や学者は、コロンブスの上陸以前のアメリカ大 陸に馬は存在しなかったと主張していたからでである。しかし、モルモン 書が出版された後、考古学上の発見により、コロンブス以前のアメリカ大 陸に馬がいたことが明らかになった。南カリフォルニアのアンチョ・ラブ レアのアスファルト層から、モルモン書の時代以前のものと推定される馬 の化石が多数見つかったのである。この発見は、モルモン書が記された時 代(紀元前600年から紀元421年)に馬がいたという完全な証拠には ならないが、これによってコロンブスの上陸以前に馬が存在していたこと は証明された。 (インスティトゥート生徒用資料「モルモン経」より引用)

モルモン書・エピソード集

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