マンウェーリング兄弟が1957年にトンガの建築宣教師として働いていたと
きに、教会堂を建てるために何人かの宣教師たちを連れてウイーハ島へ行きま
した。するとバイカトーという100歳を過ぎたおばあさんが手伝いたいと言
ってきたのです。宣教師たちは重いものを持ち上げないよう説得しましたが、
彼女は手伝いを止めませんでした。建築が進むうちに、何人かの建築宣教師が
マンウェーリング兄弟に、設計についてバイカトー姉妹に話したか聞いてきま
した。話してないと答えると、教会がどのような形になるか彼女は知っている
と言いました。彼女は、教室がどこで、説教台がどこで、できあがったら礼拝
堂はどんなふうになるかなど、みんなに話してまわっているというのです。み
んなは驚きました。
この建築プログラムが南太平洋諸島で始まる20年前に、彼女はトンガを訪問
していたジョージ・アルバート・スミス長老から祝福を受けていたことが分か
りました。その祝福の中でスミス長老は、彼女がもし忠実ならば、島に美しい
教会堂が建つのを見るまで生きるでしょうと言い、その言葉を聞きながら彼女
ははっきりとその建物を見ることができたのだそうです。
(教会機関紙「聖徒の道」より引用)
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