パオンゴ兄弟の証

パオンゴ兄弟は1964年に伝道していた時、遠く離れたニウアトプタプ島と
いう島に住む6人の宣教師を管理していました。彼らは次の食事をどうやって
手にいれたらいいか分からないこともしばしばでした。ある日、断食をしなが
らファレハーウという所で家々を回り、教えを伝えていたのですが、断食を解
くための食べ物がありませんでした。宣教師たちが家を出ると、パオンゴ長老
ははっきりと強い気持ちを感じました。「島の裏側にある海岸へ宣教師たちを
連れて行きなさい。」と誰かが言っているようでした。彼は同僚にもりを持っ
ていくように言い、みんなで島の岩の多い海岸へ向かいました。

残念なことに彼らが着いたときにはもう潮が満ちていて、魚をもりでついて取
ることなど、とてもできませんでした。彼らはがっかりして座り込んでいまし
たが、フォヌーア長老だけは、海岸線に沿ってぶらぶら歩いていました。突然
ファヌーア長老がみんなにこっちへ来てみろと叫びました。あわてて行ってみ
ると、すばらしい光景が目に飛び込んできました。大きく太った深海魚のブダ
イが、驚いたことに泳いで岸辺まで来ていたのです。長さ1メートル、厚み30
センチほどあるもので、すばらしいごちそうになりました。

(教会機関紙「聖徒の道」より引用)

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