IT産業の今後

  1)ネット金融
      個人投資家が増えている。金融取引の全体量を上げている。これは、情
      報関連企業や開発途上国へ行っているが、やがて飽和する。
  2)ネットショッピング
      買い物は便利になる。ネットショッピングを提供している企業は伸びる。
      しかし、消費全体が増えるわけではない。
  3)情報関連機器(パソコン、携帯電話)
      普及の過渡期。いずれ飽和する。
  4)インターネット、携帯電話の普及
      しばらく通信料金がのびる。やがて月額固定料金になって伸びがなくな
      るが、毎月コンスタントな売上が見込める。
  5)コンテンツ(報道、ゲーム、映画、音楽、アート、教育、出版、情報提供)
      今後伸びていく。
  6)企業の情報化
      競争のため不可欠。その企業は伸びるが、市場全体が伸びるわけではい。
      情報化の設備投資分は伸びるが、今後情報化が完了するとこれ以上の伸
      びは期待できない。

    情報化の過渡期だけ続くものと、情報化が完成された後も続くものを分け
    る必要がある。1,2,3,6は前者、4,5は後者

    Linux等に代表される無料または格安のソフトウェア製品(フリーウェア、
    シェアウェア)が増える。

    ソフトウェア製品は今までは会計システムや給与システムのように長年使
    い続ける資産的製品が主流だったが、それが飽和状態になってきて、短期
    間に使われてすぐ捨てられるデジタル・コンテンツ(電子著作物)へと主
    流が移行し始める。

    ソフトウェアもただの売り切りのものはフリーウェア、シェアウェアに、
    その座を奪われるので、人的サービスを込みにしたものになる。
    (コンサルタント、導入支援、運用支援等)

フリーウェア、シェアウェアとは

    ・インターネットで自由にダウンロードできるソフトウェア。
    ・フリーウェアは無料で使用できる。
    ・シェアウェアは利用するのに料金がいるが、流通コストがかからないので、
      安価である。(10000円以下。1000円から5000円が相場。)
    ・シェアウェアは料金を払わなくても、お試し使用ができる。しかし、
      例えば、次のような制約がある。
        ・一定期間(例えば1ヶ月)過ぎれば使用できなくなる。
          または、頻繁に料金支払を催促してくる。
        ・一部機能が使用できない。
        ・画面や印刷物に広告が表示される。
    ・シェアウェアは料金を払えば、パスワードが送られてきて、そのパスワ
      ードをソフトに登録すれば、制約が外れる。

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