教育
・教育の性質も社会構造に影響されます。
・工業社会では、企業で働く労働者を養成することが、教育の隠れた主目的と
なっています。工場では皆がそろって守られた時間内に働くので、規律が重
んじられます。また企業同士の競争により社会が発展するので、競争も重ん
じられます。そのため、教育の性質も、規律と競争が中心になっています。
・でんし共産制社会では、人は企業の束縛から解放されるが、代わりに、自分
で仕事を作り出さなくてはいけません。また、大きな仕事をするには、個人
同士が協力していかなければなりません。そのため、教育も、創造性と協調
へ中心を移す必要があります。
・社会の発展の原動力も、競争から、協調に変わっていくでしょう。
独占よりも共有によるほうが、発展の力が大きいのです。
・でんし共産制社会は自由が大きくなる社会です。自由とは、なんでも自分の
意志で行える半面、何でも自分で考え行なわなくてはならないという、責任
と自立が伴います。自由は負担です。企業にいたほうが、自由は少ないが、
そのような負担は少ないのです。今後は、自立できる、たくましく、創造性
のある人間を育てていくのが、教育の課題です。
でんし共産制社会
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