これは量の変化が質の変化に転じるという法則です。 たとえば、水の温度変化(量の変化)が水を氷にしたり水蒸気にしたり (質の変化)することです。 ある質にはある範囲の量が決まっています。 その量の範囲を超えると、質の変化がおこるのです。 質の変化は量の変化に比例して徐々に起こるものではなく、急激に起こります。 20度の水が1度になっても質的変化は起こりませんが、1度の水が1度下 がっただけで、急に氷に変わってしまいます。 質の変化は急ですが、その背後には、少しずつの量の変化があるわけです。 色という質の変化は、電磁波の振動数という量の変化によってもたらされます。 商品(質が違う物:たとえば水と鉄)の交換を成立させうる共通にあるものは 労働時間という量です。それによって価格という量が決まり、質の違う物の交 換が可能になります。 生産力の向上という量の変化は、社会構造という質の変化をもたらします。 原始共産制 -> 奴隷制 -> 封建制 -> 資本主義 -> でんし共産制