|
|
|
■プランニング |
|
|
|
|
|
|
旅行が長期になる場合は旅に無理・無駄が出ないよう基本プラン(計画)を作って、ある程度は計画的に旅を進めたほうが良いと思います。
行き当たりばったり、思うまま・気の向くまま も時には楽しいものですが、下調べ無しに旅行をすると、そこしかない’凄い’スポットを見逃してしまいがちです。
なので私は、行ってみたい場所を地図上に落としながら、何処でキャンプして、どのルートで回遊するかを必ず検討するようにしています。基本的には皆様も同様にプラン立てをされていることと思いますが。。。
ちなみに私の場合以下の点に気をつけています。
|
○ 適度に民宿、ホテルを入れる
|
どんなにキャンプとツーリングが目的でも、毎日テントを設営しての生活は非常に疲れますし、設営時間を含めると1日の行動時間が短くなってしまいます。
私は3日に1回はホテル等の宿泊施設を利用するようにしています。
|
|
○ 1日の走行距離を制限する
|
1日に毎日500kmも走行していたら、体力の無い私には非常に辛い!!(笑) 宿泊日数が増えれば、1日の走行距離は少なく抑えています。
私の場合、3日間の行程であれば、1日200km程度の走行距離以内でプランニングをしています。
まあ、ここら辺は各人の体力と相談とういう事になるでしょうが。
|
|
○ 夏場、海辺のキャンプを控える
|
1度経験した方はお判りだと思いますが、夏場の海辺キャンプは非常に暑く蚊も多いため、私は行かないようにしています。
寒いと洋服を着込めば何とかしのげますが、暑い時は裸になっても汗がジトジト、大変不快で体力の消耗もあるため、ロングツーリング時は気をつけています。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■いろいろなキャンプ場所選び |
|
|
|
|
|
|
次にキャンプをする場所の選定です。
マップルネットや観光協会、アウトドア情報等をフルに検索して宿泊する場所付近の情報を仕入れましょう。
キャンプ場を選ぶ要素は沢山ありますので、いろいろ楽しんで選択出来るはずです。
キャンプ場所選びには基本的に2つの方向性があると思います。
|
@ 整備されたキャンプ場以外での自然派キャンプ。 |
|
林道の脇や河川敷、湖畔、公園などオートバイが入っていける場所とちょっとした平地が確保できればキャンプは可能ですが、場所によっては安全な場所なのか見極めなければいけませんし、飲料水の確保が困難な場合が多いのが難点。
特に女性にはトイレ設備が無いので行くのをためらうかもしれません。
ただ、周辺のキャンパーもなく明かりも少ないため、静かな雰囲気と満天の星空を満喫出来るのは◎
|
A 温泉やトイレ、炊事等、自販機が完備したキャンプ場でするキャンプ。 |
|
何よりも安心してキャンプが出来ます。 その点、キャンプ初心者には◎。
初めてのうちはこのようなキャンプ場で経験を積んで、徐々にサバイバルを求めてみてもいいかもしれません。
また、設備があるということは、用意する必要が無いということなので、極端に言えばテント、毛布、を現地調達出来るのであれば荷物の量は半減出来ます。
そんなキャンプツーリングライダーは極少でしょうが(笑)、たまには選択肢の一つに入れてみても良いのではないでしょうか。
また、冬場のキャンプでは、寒くなると温泉に入ったり出来るのは嬉しい限りですよね。
楽にキャンプを楽しめるという魅力があります。
|
キャンプではどうしてもゴミ出ますが、オートバイでのゴミの持ち帰りは結構大変です。
でも、ゴミの投げ捨てなどはキャンパーの恥さらしもいいとこ。
ゴミを適正に処分してもらえるキャンプ場か?というのもバイクツーリングでは重要なポイントではないでしょうか。
このような詳細部分については各ホームページを参考に現地のキャンプ場へ直接問い合わせてみるのも良いかもしれません。
|
|
|
|
|
|
|
|
■防水対策 |
|
|
|
|
|
|
キャンプに行ったとき常に気になるのが突然の雨。
2泊程度のキャンプなら天候を見ながら出かけるので、ちょっとした防水対策で大丈夫なのですが、長期間のキャンプツーリングではいつ雨に遭うかわかりません。
もし寝具や着替えが濡れた場合は乾燥するまではとても使える状態ではなくなりますので大変です。
私の場合は、2泊程度のキャンプの場合、天候を確認しながらキャンプに行きますので滅多に防水対策は行いませんが(爆)とりあえずビニール袋は2・3枚持っていくようにしています。
|
|
|
とあるロングツーリングの時の防水対策
着替えをビニール2枚で包み、防水バックに入れる。
防水は完璧でした。
|
あと、巷でよくクーラーボックスを荷物入れにされている方がいます、簡単便利な防水対策としては優れ物だと思いますが、どうしても荷物が巨大になりがちなので、安定して積載するためにはステイを付けた方が良いように思います。
クーラーボックス以外にも、各社から防水バック・カバー等が販売されているので、こういうのも活用してみるのもいいかもしれません。
|
|
|
|
|
|
|
|
■キャンプに必要なもの |
|
|
|
|
|
|
最低これだけは必要。。。。
テント |
各社からツーリングテントとしていろいろな製品が出ているので何を買おうかと迷うところですが、2人用ドーム型で前室が広いタイプのものがお勧め。 前室を荷物きに使えばテント内を最大限に広く使えます。
支柱はグラスファイバー製、ジュラルミン製とありますが、強度と軽量さの点でジュラルミン製が○。 ただし、価格は若干高価になります。
それでもオフシーズンに購入すれば、ある程度は安くで購入出来るはずです。
値段的には7000円〜3万円ぐらい。
収納サイズはだいたい幅60cm×20cm以内でしょう。
人数の目安は、テントに表示している人数の半分が快適人数と思ったらわかりやすいでしょう。
表示が大人2人用だったら実質、大人1人で快適という具合です。
いくらぐらいの価格帯の商品を購入すればよいのか悩む所ですが、年に1,2回キャンプツーリングを楽しむ程度なら 7000円位のもので十分だと思います。 どんな高価なテントも基本的には消耗品ですので、経年でそれなりの劣化は出て来ます。
私が以前使用していた安物のテントでも、普通の使い方で8年間使用してフライシートの防水シールが剥がれただけで、まだまだ現役で使用出来る状態です。
|
マット |
テントは地べたに直接設営するので、マットを敷かずに寝ると直接地面に寝るのと同じで、次第に体温を奪われてしまいます。 また、地表の凸凹で寝心地にも影響してきます。
このため、必ずマットは購入するようにしましょう。 価格は非常に安く1000円以下の物もあります。
丸型のものもありますが、折り曲げタイプの物はセッティングするときに丸まらず、また、エンボス加工が施されている物もあるので、地表の冷気遮断には効果がありそうです。
|
寝袋 |
寝袋は睡眠の快適さを確保する最も重要なものです。
夏場はそうでもありませんが、春秋冬の山間部キャンプはある意味寒さとの戦いです。
特に明け方は気温が低下するため、保温性の無い寝袋では寒くて大変です。
ただ、保温性を向上させると収納サイズも大きくなり価格も上がるので、これらをどうバランス良く自分のキャンプスタイルに合った選定をするかは各人の腕の見せ所でしょう。
羽毛系の寝袋は収納性・保温性が非常に優れていますが、価格は高くなります。
また、家庭で洗濯出来るタイプの物も一部ありますが、基本的にはクリーニングに出さないといけないものがほとんど。
化学繊維系は低価格ですが、羽毛系に比べると収納性・保温性が劣るようです。
最近では、改良されて羽毛並の性能を持ったものも出てきているようですが価格的には高価。
どちらにしても、寒さ対策を重要視するとそれなりの価格帯のものになると思いますが、一生ものと考えると良い製品をチョイスするほうが最適ではないでしょうか。
価格帯はさまざまですか標準的な価格は 2000円〜3万円 ぐらいでしょうか。
私が使用している Sunugpak は、化学繊維でありながら羽毛のような保温性を備えています。 収納サイズは羽毛製には及びませんが、写真のとおり結構コンパクトに収納でき家庭で洗濯が可能。 強度と実用性が重要な軍関係(NATO、アメリカ軍等)
に正式採用されているのも購入の決め手となりました。
また、肌触りが非常になめらかなのも高評価です。 キャンプ以外にも、冬場PCをするときのちょっとした防寒具としても重宝しています。
すでに2011年の時点で購入7年となりましたが、劣化することなく使用しています。
同じ化学繊維製でもここまで違う。
写真右のSunugpak Softie 6 Kestrel は
通常 幅33cm×径18cm
圧縮時 幅25cm×径18cmになります。
温度仕様は 0℃ 〜 −5℃
ちなみに、左の寝袋の温度仕様は 5℃以上
|
バーナー |
ホワイトガソリンやガス、灯油など、どの燃料を使用するかで購入するタイプも変わってきますが、ガスタイプが簡単で◎
食材等を加温調理するのに加え気温の低い時には簡易ストーブとしても活用出来ます。
|
取り扱いが簡単なガスバーナー。
寒冷仕様のボンベを使用すると、冬場でも安定した火力を確保出来る。
ただし、何処でも購入出来る物ではないのが難点。
写真はイワタニプリムス製のバーナー 価格は7000円前後 |
|
一般的なカセットボンベが利用出来るタイプ
何処でも調達出来るので、長期のキャンプツーリングには最適。
コールマン製ですが 投売りで 1980円で購入 |
|
ランタン |
ランタンが無いと、キャンプの夜は真っ暗。
友達等複数で行くときは必要ないかもしれませんが、ソロが多い方は揃えたいですね。
最近では発光ダイオード製の非常に明るいタイプもあるようですが、 私は、あまり明るすぎない裸電球のような色合いのガスランタンが好きです。 |
コッフェル |
以前はアルミ製のクッカーを使用していましたが、アルミの人体への影響が取りざたされてからはステンレス、チタン、鉄等の鍋を使用するようにしています。
百円ショップで販売している小さな中華鍋でも意外と利用価値が高いです。
高いものではないので、いろいろ試して自分のベストな一品を探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
それにしても、大きめの鍋を持っていって、極寒キャンプで作る鍋はたまりませんな〜(^^ |
|
|
|
|
|
|
|
■パッケージングを考えた製品の選択 |
|
|
|
|
|
|
二輪車は自動車と違って積載量も限られ、排気量でも車格の違いで小排気量車ほど荷物をコンパクトにする必要があります。 また、旅を進めていくとお土産等の荷物も増えてきますので、適度な余裕も必要です。
このため、購入する用品はトータルでバランス良く選択する必要があるでしょう。
選択のポイントは
@ いつ頃の季節、どこをメインに走るのか?
A 何に快適さを求めるのか?
旅先での食材調理に力を入れている方であれば、調理器具を多めにテント類は控えめに小さく。
到着から寝るまでの間のリラックスを求める方であれば、イスや簡易テーブル等にを充実して。
などなど
私の場合、テントの居住空間と睡眠を第一に考え、テントを比較的大きめに、また、極寒時もキャンプをするので、寝袋は防寒性に優れ、かつ、コンパクトに収納出来る物を揃えるようにしています。
|
|
|
|
|
|
|
|
■極寒キャンプ |
|
|
|
|
|
|
キャンプにも慣れてくると、一度はやってみたくなるのが冬場の極寒キャンプ。
自動車と違ってヒーターもなく積載する荷物は制限されるため、必要以上の装備も出来ません。
夜から明け方にかけ外気温はマイナスにまで低下。
普通に寝袋で寝ていても寒さで何度も目がさめてしまう。。。というより寒さで眠られないという感じ。
以前、封筒型の寝袋を使用していた時は、どうしても肩の部分から冷気が入ってくるので、合羽等で顔と肩を覆い隠しながら寝ていましたが、思考錯誤をしながら結局行き着いたのは、ホッカイロのような携帯カイロを数個 寝袋の中にポイポイと投げ込む方法でした。
超簡単!!ですが、低温やけど をしないように、厚めの服を着るなどしっかりした対策は必要です。
よく、アルコールを飲んで寒さを。。。。 という方もいらっしゃるようですが、酩酊状態まで飲むと逆に危険な状況になるので、極寒時の飲酒はなるべく控えめにしたほうが良いと思います。
また、いくら寒いといっても、テント内部(居住スペース)で暖房代わりにランタンを点灯させるのは一酸化炭素中毒の危険があるので控えたほうがよいでしょう。
冬場は外気温とテント内の温度差でフライシートの内側にびっしり結露がおきるので、水滴を拭き取るタオルを持っていくことをお忘れなく。
一度やってみるとそこまで大変ではありませんが、いい経験になるのではないでしょうか。
下は、極寒に限らず冬キャンプの時には持っていった方が良いものです。
ニット帽は、頭からの体温低下を防いでくれます。
効果は非常に高いので、一度やってみてください。
緊急用として売り出している エマージェンシーブランケット。
薄いのに保温力があり、荷物の隅にでも入れておくと重宝します。
値段も500円前後ととても揃えやすい価格です。
|
|
|
|
|
|
|
|
■荷物を減らす方法 |
|
|
|
|
|
|
私の場合、取材でキャンプを行う事もありますが、そんな時はどうしてもオートバイの機動性を確保するため荷物を少なくする必要があります。
なので、できる限り
@1つの道具に対して、2つ以上の役目を持たせる
A手もとにある何かで、荷物の容量を少なくする工夫をする
などして、荷物量を減らしています。 その一部を紹介しておきますので、参考にしてみてください。
■食器洗い
キッチンペーパーに洗剤を十分に染みこませて、ナイロン袋に入れておきます。
下の写真は、キャンプ3日目の写真。まだまだ泡が出て十分使用可能です。
洗い終わったら、ギューっと絞っておけば、荷物が濡れることもありません。
再利用も可能なので2泊程度なら1枚で十分です。
2,3枚用意しても荷物の量が増えることはありませんので重宝します。
■クーラーバック
防水バックは、氷と水を入れると、簡易クーラーボックスになります。
元々防水なので、水が漏れることはありません。 アルコールタイムが終わって、中の水を抜いて翌朝まで干しておくと、しっかり乾いています。
■マグライト
最近は、小さめのマグライトでも非常に強力な明かりを出すものもあります。
また、先端をはずすと、簡易ランプにもできます。 ガスランタンと違い大きなガスボンベも必要ありません。
テントの天井から吊すと、蛍光灯がわりにもなります。 一酸化炭素中毒も心配ありません。
電池もどこでも調達できますので、特に夏場のキャンプにはもってこいの道具でしょう
■バック
今、私のお気に入りは、ボーリングのボールを入れるバックをメインのバックに使っています。
元々、下段がボール、上段がシューズ入れになっているのですが、あの重いボールを入れるバックなので、造りも頑丈かつ、上段はちょっとした防水仕様となっています。
また、底には合板が張ってあるため、ひっくり返すと簡易テーブルにも使えます。
圧縮できる寝袋(スナグパック)なら十分に入って、さらにゆとりがあります。
|
|
|
|
|