二輪車安全運転大会へのお誘い


 「大会」というと、燃えている人たちが集まっていて、「とても私なんか・・・・・」と思ってしまうかも知れません。
 巷にはいろいろなレース、競技会がありますが、この二輪車安全運転大会の非常に良い点は、

○ その道のプロ(ライセンス取得者や指導員)
○ 全国大会に5回出場した選手


は参加出来ないなど、限りなくアマチュアを対象とした大会であることです。



 入賞を目的とせず、年に一回のイベント的な楽しみとして、また、自分の安全走行やライディングテクニックの確認の場として出場していらっしゃる方もいます。

 一度は、話のタネにこういった大会に出場してみてはいかがでしょうか?


 宮崎県予選は、全国大会1ヶ月までの間に開催されますので、時期が近づいたら宮崎県交通安全協会に電話で確認してみて下さい。

また、主催団体である全日本交通安全協会のホームページでも確認出来ます。



 さらにこの大会は全国大会の予選会を兼ねていて、優勝者は8月上旬に鈴鹿サーキットの交通教育センターで開催される全国大会へ県選抜選手として派遣されることになります。

 この全国大会は、後援に 内閣府、警察庁、文部科学省、全国二輪車安全普及協会、協賛に日本自動車工業会等が名を連ねるなど、国内で開催されるオートバイの競技会の中では、官民が一体となって開催する最も権威のある二輪大会です。

 また、高校生等クラスの優勝者には文部科学大臣賞が授与されるなど、高校生の参加を積極的に
勧めている大会ですので、バイク通学を許可している学校関係などは、実践的な交通教育を行える唯一の場として積極的に参加してほしいものです。
 




参加申し込みについて

 申込み   宮崎県交通安全協会 もしくは、下記PDFを印刷して FAXまたは郵送で申し込んでください。

         宮崎県大会申込書

 参加料   無料、 お弁当とジュース付き
         今時、参加料無料で豪華なお弁当がつく大会なんてありませんよ(笑)
 
 競技クラス  高校生クラス(125cc以下)、女性クラス(125cc以下)、
          一般Aクラス(400cc以下)、一般Bクラス (400ccを超えるもの)

 大会当日は、当然のことながら免許証を忘れないように(笑)


 また、大会結果(得点)は後日交通安全協会に問い合わせると教えてもらえますので、法規走行でどの部分がだめだったか、勉強になると思います。




(競技について)

 どんなに気軽に参加! といっても内容が判らないと、とても出場する気になれないですよね。
 県大会の内容について、ある程度触れておきたいとおもいます。


なお、競技内容は変更されることがあります。

平成24年度大会は 二輪コースで開催されます。



 

 競技内容

 前半 : 法規走行
       (実線部分)
 後半 : 課題走行
       (点線部分)

 課題走行の内容

 @ 傾斜地走行
 A 応用悪路
 B レムニー
 C 急制動
 D コーナリング
 E コンビネーション
    スラローム
 F スラローム
 G 応用千鳥
 H 一本橋
 I ブロックスネーク




 <法規走行> 

 STARTから課題競技
 @までは、法規走行が
 審査されます。





<課題走行 解説 −宮崎県大会編−> 

法規走行
 ポイントは
  ○ スタート後外周に出て最初の進路変更
  ○ 交差点での左右確認と徐行
  ○ 踏切での左右確認
  ○ 踏切から交差点を過ぎての進路変更
  ○ 障害物は側方間隔

 など、法規走行の基礎がしっかり身に付いているかを試験されます。

@ 傾斜地走行
 宮崎大会では、会場の都合で簡易型の設定になります。

 パイロン接触に気を取られ、両脇のサイドラインを踏むミスが多い箇所です。
A 応用悪路
 応用悪路

 路面が低ミュー路の場合は、見た目より難しい課題。

 見本走行のライン取りをしっかり見ておくのが攻略の基本。
B レムニー

 坂道に設置された手前3本のパイロンを8の字にクリアしていきます。
 周囲の四角の線の外に出るとコース逸脱として 最大減点40になります。

 下から3本目のパイロンを中心に旋回するようにライン取りができるかがミソ

 タイム制限なし

C 急制動
 高校生、女性クラスは 時速30Kmで進入して、7m以内で停止
 一般A(400cc以下)は 時速40Kmで進入して、10m以内で停止
 一般Bクラス(400超)は 時速50Kmで進入して、14m以内で停止

 オートバイらしい素早い加速と、丁寧なブレーキングを行えるかがポイント

 平成19年度大会より速度測定も実施されるようになりました。

D コーナリング
 70cm幅の白線を越えないようにコーナリングする。

 タイム制限  3.6秒以内で通過すること。
          白線を踏むと減点5

 コーナーにあった速度で旋回できればクリアできます。

E コンビネーション
  スラローム


 直線に並べられた5本のパイロンと、オフセットに並べられた6本のパイロンを走行。
 ギアは2速。  タイム制限は 県予選は28秒以内、全国大会は18秒以内

 視線、リズム、スロットルワーク命 

   
F スラローム
 クランク→S字→クランク→S字と走行。

 タイム制限: 平成20年度大会より30秒前後となります。

 加速・減速・ターン 共にメリハリをつけて。

G 応用千鳥

 枠内の千鳥走行する。 枠線を踏むとコース逸脱の減点40
 パイロン接は減点10   タイム制限はない

 ラインを先読みして、慎重に

H 一本橋
 15mの一本橋を脱輪せず通過。

 タイム制限: 平成20年度大会より20秒以上
          宮崎県大会の場合は、全国大会よりさらに過酷な 12mを20秒となります。 (^^;

 とにかく リラックス!
I ブロックスネーク

 幅30cmのブロック上を脱輪せずに通過する。
 ブロックは蛇のように蛇行した形で設置され、途中に2箇所の凸ある。
 タイム制限 9〜11秒以内で通過する

 最初の凸が3秒目、 二番目の凸が7秒目で通過するタイミング



全課題をクリアするためには、オートバイの基本である、
走る、止まる、曲がる をはじめ、バランス感覚、スロットルやクラッチの適切な操作が求められます。

また、法規の配点が総得点の半分を占めていますので、技能が出来るだけでは優勝は不可能です。
名前のとおり、安全に走る能力 を試される大会といえるでしょう。

なお、大会当日は課題ごとに説明をしながら歩いて回るので、不明な点はその時に質問することが出来ます。

参考ビデオです。 2006宮崎大会




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