坂道発進

坂道発進は、坂の傾斜角に応じた適切な操作・タイミングが求められる課題です。
実際には、スロットル、フットブレーキ及びクラッチ操作がメインとなります。

この課題での失敗例としては、

 @ クラッチを適切につながないままフットブレーキを緩めたため、オートバイがバックしてしまう。
 A クラッチを適切につながないままスロットルを開けすぎてしまい、エンジンの雄叫びを轟かしてしまう。(笑)
 B クラッチ又はフットブレーキのタイミングがスロットル操作とタイミングがずれてしまい、エンストしてしまう。

 このように坂道発進は、スロットル、クラッチ、フットブレーキ操作のタイミングをおさえた操作がポイントとなります。 どれか一つでも狂っていると必ず失敗しますので、しっかりと練習するようにしましょう。




 <走行のポイント>

 流れとして覚えたほうが効果的なので、一気に書きます。

  坂道で停止しています。  フットブレーキを踏み、クラッチを切って、スロットルを閉じた状態です。
  @ 徐々にスロットルを開け続けていきます
  A ほぼ同時にクラッチをつなげていきます。
  B クラッチをつなぐ量が増えたら、エンジンが停止しないようにスロットルの開度も増やしていきます。
  C 適度につないでいくとエンジンは停止せず、オートバイの駆動力が増えグググッという感じになってきます。
     この感覚こそ、オートバイが坂道で発進するために必要な十分な駆動力が蓄えられてきている証です。
  D その状態を維持しながら、ゆっくりとスロットル、クラッチ、フットブレーキを開放していきます。
  E オートバイが動き出します。

 要はエンストしないようクラッチをつなぐようにすることです。
 慣れてしまうと、難なく出来ますので頑張って練習してくださいませ。

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