法規走行はどうしても、あーだこーだ複雑に考えがちですが、基本的な動作に分解して考えてみると

 走行に関しては : 発進、停止、右左折、進路変更
 合図に関しては : 右左折時30m手前の合図、進路変更時3秒前の合図、発着時の合図
 確認に関しては : 左右・後方(目視)・ミラー確認

  たったの10項目だけなんです、少ないでしょ?これらの要素に、停止位置や標識による制限等が加わってくるだけ。

  難しく考えずにいきましょう!。




 ただし、これ以上に考えておかなければならないことは、「何故法規があるのか?」

 「一人一人が自分勝手な行動をせず、事故を未然に防止して、人の生命・財産を守る」 ためにあると私は思っています。

 他人を思いやる心があれば、走行中に、
「もしかして人がいるかも知れない、飛び出しがあるかもしれない」 と考え、「飛び出しがあるかも知れないから、交差点手前になるとアクセルを少し戻し、ブレーキを構え徐行する。」というように自然に行動となって現れてくるものです。

  他人を思いやる心、それが法規走行の原点だと私は思っていますが。。。。

  今の交通社会では技能重視のような感もありますが、
  公道では、運転の上手な人より
「法規とマナーを遵守する人の方がエライのです。」  忘れないでくださいね。


  <法規走行でのおもな注意点>



@ 首はオーバーに振って、「よし!」と ’うなずく’ ぐらいゆとりをもって確認しよう
ちなみに、何も付けていない状態で右を向いてみてください、肩ちょっと前まであごが来ていますか?
それが試験官から見た丁度の振り加減です。

ただし、体の挙動が大きくなるので、車体がふらつかないよう ニーグリップをしっかりとしておきましょう。
A 黄色の中央線に寄るときは、ミラーが中央線からはみ出さないよう注意しよう。
黄色のラインは 「はみ出し禁止」 の意味、たとえミラーでもはみ出したら減点の対象となります。
意外と気付かないポイントです。

試験中はどうしても緊張して、単純な事を忘れがちです。コースを下見するときに十分に頭の中に入れておきましょう。
B ’ふらつき’は減点の対象となります。 対策としてはニーグリップが一番効果的。
C 合図は早めがポイント
合図のスイッチを押してから、実際にウインカーが点滅するまでほんの僅かですが時間のずれが生じます。
このことを頭にいれて、早め早めに合図を行いましょう。
D 下見は十分に
たとえば試験場のコースを紙に書いて、何処でウインカーを点けて、ミラー目視をして。。。。 という風に絵の中に記入してみるのもいいでしょう。

それを持って、暇な時に足を運んでコース内を歩いてみるのもいいでしょう。
試験中でない時はだいたいどこでもコース内に入って見学出来ると思いますので、何度も何度も下見をしてください。
E 交差点は遅いと思うぐらい減速
交差点はコーナリングと同じで、スローインファーストアウトが原則です。
特に横断歩道がある交差点での右左折は、速度を十分に落としてください。

’遅い’と思うぐらいゆっくりとした速度がよいでしょう。
ただし、闇雲に速度を落とせば良いというわけではなく、円滑さと安全が両立することが重要です

 @交差点に近づきながら右側歩道の状況を確認(歩行者や自転車が横断歩道に迫ってきていないか)
 A交差点の中心で待機中、対向車の切れ目が見えたら再度歩道の状況を確認(特に右後方)
 B右折する直前、右折中に前・右後方確認
 C横断歩道を過ぎたら速やかに加速

 よくあるのが、交差点を右折中に確認を始めて対向車線に停止してしまう車両を見ますが、安全が確認できるまでは中央位置から動かないが基本です。

 スマートな運転をこころがけましょう

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