百合
1.スウェーデンボルグ
2.ヴァッスーラ
3.ルイザ・ピッカレータ
4.マリア・ワルトルタ
1.スウェーデンボルグ
天界の秘義1519
仁慈と信仰のスフィアは、それが匂りとして認められると、極めて歓ばしいものとなる。その匂りは色々な種類の花と百合と香料のそれのように快く、無限に変化している。
2.ヴァッスーラ
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P212
‘02・1・18
― これからも一致の小道を精進し 私の口づけがあなたを 新たに生き返らせるように。 一切の不安や心配から解放され、百合のように 我が野原で咲くことを忘れないように。
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P277
‘03・1・6
先にも言った通り、行きなさい、我が王者の富に養われた者たちよ そして国たみに 我が王国を宣べ伝え すべての栄光住まう救い主は 私だと宣言しつづけなさい。 ほかの誰でもなく私が あなたの贖い主だと。 行って 灰たちに宣べ伝え それらを金に変えなさい こうして、彼らが 光である、私のうちに自由を見いだすように。 行って伝えなさい あなた自身がどう捕らえられ 鳩として檻に入れられたかを、そして私がいかに、手厚い慈悲をもって訪れ 檻を壊して自由の身にさせたかを。 あなたを悪霊から解き放って聖別し 額には我が口づけの油を注いで、我がものとして封印した・・・行って、私の名によって、民を慰め 励ましなさい、我が庭園を美しく整え、救いの真の知識を彼らに与えなさい。 我が聖櫃の心を美しく飾るように。
あなたの生涯のどの日も、世代よ、我が恵みは現われ出ている そして私および隣人と和解もたらすよう 私が全人類の上に輝くと同じように、彼らも 私に耳を傾けさえするなら 人びとの間で輝くだろう。 私はあなたを解放した者、我がヴァッスーラ、そしてこれらの頌歌を通してあなたや ほかの者たちも同様に花咲かせた、ちょうど水辺に咲く薔薇の花のように、そして聖書でもこう言っている、「香のような甘い薫りを放ちなさい、百合のように花咲かせなさい、まわり中に香りを放って、讃美の歌をうたい、私が行った神聖なわざすべてのゆえに 私を祝福し 我が名の偉大さを宣べ伝えなさい!」
これが あなたに与えた仕事。 私の名によってこの一切を行うに当り 恐れないように 私はあなたと結ばれているゆえ。 人生のどの瞬間にも 愛が共にいて あなたに見方している。
一つとなるように。
私は在る(I Am)
ヴァッスーラのHPより
2019.4.10
私の父はあなたに知恵を与えた、だがあなたは、私の助けによって知恵を獲得しなければならない……聞きなさい、あなたの私への誓いを果たすように、あなたの私への愛によってゆりの花を咲かせ、この地を、神無き地を飾りなさい、私の天となって!
3.ルイザ・ピッカレータ
ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/3巻P31
私には、清さというものは霊魂が持つことのできるもっとも高貴な宝石であると思われます。清さを有している霊魂は純白な光をまとっているので、神がその霊魂を眺められるとき、ご自分自身の姿をそこに見いだされるということさえ起こります。それで神は愛に促されて、その霊魂と恋におちるまでにいたります。非常な愛にかられてご自分のもっとも清いみ心を、霊魂の避難所として与えられます。神のうちに入ることができるのはただ清く純粋なものだけだからです。あのもっとも清い懐には、ちょっとでも汚れたものは入ることができません。清さを有している霊魂は、神が彼女を創造したときにお与えになった本来の輝きを自身のうちに持っています。彼女の中では何も損じたり堕落したりしているものはありません。霊魂は女王のように天の王との婚姻を憧れて自分の高貴さを保ち、遂にこの貴い花は天の庭に移し代えられます。
この処女的な花は独特な芳香に満ち、他の花のすべての上にいつも秀でており、天使たちすらをも越えるものとなります。そこにはさまざまな美しさが認められます。皆は尊敬と愛にとらわれて、彼女を神である花婿のところに行かせるために道をゆずります。それゆえに、私たちの主の回りに一番近く席を占めるのはこれらの高貴な花ばなです。主は、天と地を香りでみたすこれらの貴い百合の花の真中を散策することが非常に愛されます。さらに、主ご自身がもっとも貴い百合であり、他のすべての模範であられますので、これらの百合の花に囲まれることをとても喜ばれるのです。清い処女の霊魂を見ることはなんと美しいことでしょう! その心は純白で清い吐息以外のものを放つことはありません。神以外には、どのような他の愛のほんの小さな影もそこにはありません。その身体からさえも清さの香りを放ちます。歩くにも、働くにも、話すときも、眺めるときも、動くときも、彼女のうちではすべてが清いのです。彼女を見るだけで、その香りを感じさせ、まことの処女的霊魂であることを気づかせます。
マリア・ヴァルトルタ/私に啓示された福音/6卷下P18/412・3
「ところで、誰か、私がなぜ谷間のゆりが好きなのか、聞いていましたね・・・私の返事はこうです、『謙虚だから』です。どこからどこまでも謙虚です・・・好む場所・・・咲く姿・・・私の母を思い出させます・・・この花・・・なんて小さい! そしてたった一本でも、なんて甘い香りなのでしょう。あたり一面に香気が漂います・・・私の母もそうです・・・謙虚で、控え目で、ひそやかです。母は、ひそやかであり続けることだけを望みました・・・それでも、高貴な香りは強く、私を天から引き寄せました・・・」。
「この花を、あなたの母上の象徴とご覧になりますか?」。
「そうです、トマ」。
「それでは、私たちの祖先は、谷間のゆりを称賛したとき、母上を予見したのでしょうか?」と、アルファイのヤコブが尋ねる。「祖先は、母上を、その後、ほかの植物や花にも例えました。バラ、オリーブの木、そして、最も優しい生き物であるキジバトやモリバトに・・・」。
「被造物の中で最も美しく見えたものをすべて、母になぞられました。そして、母は、本当に、創造の美です。でも、もしも私が母の賛歌を歌うなら、谷間のゆりと平和なオリーブと呼ぶでしょう」。
母のことを思い浮かべたイエズスは元気になり、顔を輝かせて、足取りを早め、一人先を行く・・・