わたしのうちに生きなさい
マリア・ワルトルタ/手記/P37
わたしに結ばれていなさい。わたしのうちには正義と平和と愛がある。ほかの教説を探し求めてはならない。福音を生きなさい。そうすればあなたたちは幸せになるだろう。わたしによって生き、わたしのうちに生きなさい。あなたたちは肉体的な大きなよろこびは味わわないだろう。わたしはそんなよろこびは与えない。真のよろこびを与える。それは単なる肉のよろこびであるだけでなく、わたしが授け、承認し、共有するのを拒まなかった霊魂のよろこび、誠実で祝福された、聖なるよろこびである。
家族、子供たち、清廉な裕福、穏やかに栄える祖国と、兄弟たちとの国々との好ましい調和。こういったものをわたしは聖なるものと呼び、祝福する。それらによってあなたたちは健康をも享受する。なぜなら誠実に生きられる家庭生活は肉体に健康を与えるからだ。それらによってあなたたちは心の平静を得る。なぜなら誠実に行われた取引や職業は良心の安らぎを与えるからだ。それらによってあなたたちは祖国と国々の平和と繁栄を得る。なぜなら同胞や隣国の人々と好ましい調和のうちに生きることによって、あなたたちは怨恨と戦争を避けるからだ。
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P116
父の意志を行なう者は神のうちに生きる。神のうちに生きていれば間違わないし、罪を犯すこともできず、天における住処(すみか)を失うことはない。父は善なるもの以外のことをあなたたちにさせないし、善であることによって、あなたたちを罪を犯すことから救い天に導くからである。父の意志を行う者は己れの意志を破棄することにより、地球にいながらにして、至福者たちの天稟(てんぴん)である平和を知り、味わう。父の意志を行う者は、邪悪で堕落した己れの意志を殺すことにより、最早一人間ではなく、すでに愛によって行動し、愛のうちに生きている霊である。
あなたたちは善意をもって、あなたたちの意志を根こそぎにし、その場所に父の意志を据えねばならない。