わたしから離れてはならない
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P39
わたしから離れてはならない。おお! あなたたちがわたしの部分であり続けるなら、わたしはあなたたちを天に導くだろうし、また―あなたたちはみな『天』ではないし、いつもあなたたちのなかにはいささか地の泥の一部が残っているから―今、わたしはあなたたちにそれを約束もする。父の祝福はこのあなたたちの泥の上にさえもきっと欠けることはないだろうと。なぜなら父にはその子を祝福することしかできず、わたしの力はこんなにもあなたたちを覆っているのだから―もしあなたたちがわたしのうちにとどまり、もしわたしと共に、わたしが教えた『主の祈り』をとなえて祈るなら―祈りの一部で願われているように、父はあなたたちに天の国を与え、第二部で願われているように、日ごとの糧と罪の赦しを賜るであろう。
もしあなたたちが、母親の胸に抱かれる子供たちのように、わたしのうちにとどまるならば、わたしたちの父は、あなたたちが着ている服、すなわちわたし、あなたたちの贖罪主、天とその子に基づくあなたたちの産出者、わたししか見ることができないだろう。そして父は彼のすべての喜びと満足の対象であるこの子のために万物を創造し、かてて加えて、あなたたちが赦され、栄光を受けることを望む子のよろこびのために、赦しと栄光さえも用意したし、その恩恵の雨を降らせるだろう。
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P40
清廉さと強靭さをもってわたしのうちにとどまりなさい。偽善者ではなく、信仰において誠実な者であるように。外面的な信仰生活の実践が信仰と愛を形成するのではない。聖なるものを汚す輩のなかにも儀面的な信仰生活を実践する人々がいる。彼らはそうやってあなたたちを欺き、現世的な栄誉を得ようとしているのだ。あなたたちはそんなふうになってはならない。
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P135
わたしは真の生命である。わたしの愛する人たちよ、わたしのうちにとどまりなさい。そうするなら死を知らないだろう。