占い・魔術

 

 

 

天界の秘義3698

 

 このことから、すでに言ったように予告そのものは神的なものから発したのではあるが、しかし他の神々を拝するように説きつけることはその予言者にぞくしたものから発したのであり、その予言者にこのことがかれらを試みるために許されたのであることが明白である。このことからまた、他の原因から、古代再三バールや他の神々を拝した者らもまた予言し、幻を見、夢を見たのであり、同様にかれらにより語られた事柄が行われるにいたり、それにより多くの者がたぶらかされたのである。かれらについてはエレミア記23章の記事があり、その他『占師』『易者』『手妻師』『みこ』と呼ばれた者がいて、かれらは自然的な魔術を研究した者の仲間であったが、その魔術によっては神的なものは何一つ予告されることはできず、ただ神的なものに反したもののみが、すなわち、主に反し、主における愛の善と信仰の真理とに反したもののみが予告されることができたのである。これはそれが外の形ではいかような性質をもっているように見えようとも魔術である。