1.翼は霊的真理を意味している

 

 

 

 

1.翼は霊的真理を意味している

 

 

神の摂理20

 

悪と同時に真理にいる者は高く飛んではいるが、翼を奪われて落ちる鷲に譬えることが出来よう。それは真理を理解し、語り、教えるにしても、その生活の中に神を顧みない者が死後霊となるとき、その身に起こるところである。彼らはその理解により自らを高く上げ、時には天界へ入り、光の天使を装うが、真理が彼らから取り去られて斥けられると、地獄に沈んで行く。更に鷲はその理解を明るくされてはいるが貪欲な人間を意味し、翼は霊的真理を意味している。かくのごときが己が生活に神を何ら顧みなかった者である。生活に神を顧ることは、この悪またはかの悪は神に対する悪であると考え、そうした理由からそこから遠ざかることを意味するにすぎない。