地を這う物

 

 

 

天界の秘義743

 

 『地を這う凡ての物』により感覚的な部分とその凡ゆる快楽とが意味され

 

 

天界の秘義746

 

「地を這う物ことごとく。」これは感覚的な部分とその凡ゆる快楽とを意味していることもまた前に言われ、示された。最古代の人々は人間の感覚的な物とその快楽とを爬虫類と這う物にたとえ、なぞられ、またそのようなものとして呼びさえもしたが、それはそれらが最も外なるものであって、人間の表面をいわば這っていて、それ自らをさらに高くもたげることを許されてはならないためである。