天界の秘義1000

 

『魂』は生命を意味していることは聖言の多くの個所の『魂』の意義から明白である。『魂』は聖言では全般的に生命そのものを意味しており、外なる生命、すなわち外なる人の生命のみでなく内なる生命を、すなわち内なる人の生命を意味してい。そしてそれは生命そのものを意味しているため、それはその魂がその者について述べられている人間の生命のようなものである生命を意味している。ここではそれは人間の意志から分離した再生した人間の生命について述べられているのである。なぜならすでに言ったように、再生した霊的な人間が主から受ける新しい生命は、その人間の意志からは、またはその人間自身のものからは、すなわち、その者自身のものである生命からは全く分離しているからであり、その者自身の生命は奈落的な生命であるため、たとえ生命と呼ばれてはいるものの、生命ではなく、死である。それでここでは彼らが食べてはならない『肉とその魂』は、その魂と共になった肉を意味しており、すなわち、彼らは主に属したこの新しい生命を人間に属した悪い、または排泄物のような生命と、すなわち、人間の意志、または人間自身のものと混合してはならないことを意味している。