太陽を着た女性

 

 

1.聖書

2.スウェーデンボルグ

3.グリニョン・ド・モンフォール

4.デボラ

5.聖母から司祭へ

6.ヴァッスーラ

7.マリア・ワルトルタ

8.ドレックス教授

 

 

 

 

1.聖書

 

 

雅歌6・4

 

恋人よ、あなたはティルツァのように美しく

エルサレムのように麗しく

旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。

 

 

 

雅歌6・10

 

曙のように姿を現すおとめは誰か。

満月のように美しく、太陽のように輝き

旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。

 

 

 

黙示録12・1

 

また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。

 

 

 

2.スウェーデンボルグ

 

 

啓示による黙示録解説53

 

またその女については以下のように言われている―

 

 かの女は陽を着ているのが見られた(黙示録12・1)。

 

これらの記事の『陽』もまた主から発している愛と知恵とを意味し、『女』は新しいエルサレムと呼ばれる教会である。

 

 

 

啓示による黙示録解説434

 

『陽を着て、竜に追われた女』(黙示録12章)により、新しいエルサレムである新しい教会が意味されている。

 

 

 

真の基督教648

 

前の教会の信仰は黙示録(12章)に龍によって表され、新しい教会の信仰は陽に囲まれ、頭に十二の星の冠を戴いた婦人によって表されている。若しそれらが人間の心の中に共に置かれるならば、その心の状態は如何ようになるであろうかは、容易に推測され得るであろう。龍はその女が将に子を産もうとする時、その子を噛み砕こうとして、その近くに立ち、女が荒野に逃げると、その後を追い、これを飲みつくそうとして、洪水のような水をその後から注ぎかけるであろう。

 

 

 

 

3.グリニョン・ド・モンフォール

 

 

グリニョン・ド・モンフォール/聖母マリアへのまことの信心234

 

福音記者・聖ヨハネが次のように記録しています。「また、巨大なしるしが天に現われた。ひとりの女が太陽を着て、月を足の下に踏み、頭には十二の星の冠をかぶっていた」(黙示録12・1)。さて、聖書解釈者の一致した意見によれば、この女こそ、聖母マリアなのです。

 

 

 

 

4.デボラ

 

 

デボラ/生ける神よりあかされた英知/2巻上P63

 

太陽を着た母は、あなたがたを棄てません。

 

 

デボラ/生ける神よりあかされた英知/4巻上P151

 

現在彼女は、第二の聖霊降臨のために働き、全ての事の刷新の仕事を行いながら、人類をさらに新しい出会いのために準備しているのである。彼女は唯一の源泉、真のエクメニズムの土台、その母の眼差しのもとに、あらゆる民とあらゆる人間を集めながら、古代からの敵に対して勝利をおさめる『太陽を着た女性』である。彼女はミリアム、まことの平和の清い鳩、豊かに葉の茂ったおん父のオリーブの実、平和な私の聖心の母である。

 

 

 

 

5.聖母から司祭へ

 

 

聖母から司祭へ

1974.8.15 聖母被昇天の祭日

 

よりいっそう母であるために天国にいます

 

今日は私の祝日です。天国は歓喜に満ちています。聖三位は、ご自分の最も純粋な光が私に反射しているのをごらんになって喜んでいられます。

私はよりいっそう母であり、皆の母であるために、肉身も共に天国にいます。

 

 

 

聖母から司祭へ1980.8.15

 

 私は、太陽に包まれた婦人です。私のこの“からだ”こそ、あなたがたにとって、私の完全な勝利の“しるし”です。

 私の“からだ”は、おん子イエズスの“おんからだ”と、同じ光栄のうちに親密に結ばれています。それで、恵みと愛徳の永遠の太陽が、この“からだ”を照らし、浸透し、これを囲んでいるのです。

 私の心から、私の光の泉が湧き出ます。この光で私は、暗闇に包まれたこの世を包み、照らしたいのです。

 

 

 

聖母から司祭へ1981.12.8

 

 サタンと罪に対する日々のこの戦いで、わたしの占めるポストは、勝利のために指揮者となることです。

 きょう私は、赤い龍とその強力な軍隊にたち向かう、太陽に包まれた婦人です。聖霊がわたしの小さな子らの大きな軍隊に、力と勇気を与えてくださいます。

 

 

 

聖母から司祭へ1986.8.15

 

 わたしの栄光に満ちた体の光が、あなたたちを照らし、進むべき道を教えてあげます。それは、潔白と愛、祈りと苦しみ、そして聖徳の道です。イエズスと、親密に一致した生活の道です。

 この道を歩むなら、あなたたちも、まだ地上に生きているうちから天国に輝く光で照らされ、包まれることができます。 

 とくに、これほど困難で苦しみの多い今の時代ですから、あなたたちを慰め、力づけるために、わたしの栄光に満ちた体の光が、ますます強く輝くのです。

 

 

 

聖母から司祭へ/1987.10.9

 

太陽に包まれた婦人であるわたしが、赤い龍にうち勝ち、かれを鎖でしばり、地獄にとじこめて、もう地上に被害を加えないようにする時が、すでに来たのです。

 

 

 

聖母から司祭へ/1989.5.14

 

主はわたしにその光をまとわせ、聖霊はその神的能力をまとわせてくださいました。そのためにこそ、わたしは「壮大なしるしとして天に現れた太陽に包まれた婦人です」(黙示録12・1)。それは、全人類を大きな赤い龍の支配から取りもどし、聖三位一体に完全な光栄を帰するためにつれもどす役割を、わたしがもっているからです。

 

 

 

聖母から司祭へ1989.6.13(ファティマ第二のご出現の記念日)

 

 最愛の子らよ、今日あなたたちは、1917年6月13日、ファティマの貧しいコヴァ・ダ・イリアにおけるわたしの第二の出現を記念しています。あの時、すでにわたしは、今あなたたちが生きている時代のことを前もって知らせたのでした。

 太陽に包まれた婦人であるわたしと、人類に神なしに生きるようにさせた大きな赤い龍との間の大いなる戦いを、わたしは知らせたのです。

 

 

聖母から司祭へ1995.9.8

 

 あなたがたはわたしの目の瞳となるように召されています。あなたがたは地の果てまでわたしの光をもたらすよう定められています。

 わたしがあなたがたに与える光はわたしの子イエズスからのものです。

 世界に広がる誤謬の暗闇を払いのけるために、そのみ言葉の光をいたる所にもたらしなさい。

 わたしの大勢の子らの心を冷ややかにし、頑なにした罪と悪の冷淡さに打ち勝つために、その生命の光をもたらしなさい。あなたがたの間にイエズスの現存の光をもたらしなさい。

 それは神の憐れみの天からの露が世界のどこにでも降ることが出来るためです。

 

 

 

 

6.ヴァッスーラ

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち8巻P136

 

人間よ! 女性から生まれた者よ、太陽をまとった女性を尊びなさい! ひ弱な人間よ! 彼女の抱擁 そして我が独り子をエジプトまで砂漠をこえて運んだ腕の中に 慰めを見いだすように。その慈悲(いつくしみ)をもって私を尊んだ母を 尊びなさい、私は、無論、彼女に 豊かな好意を示したではないか? 太陽をまとう女性にたいして 大いなることをした、そして我が霊に覆われたその日以来、彼女はどの世代にも 祝された者と呼ばれてきた。彼女を尊ぶのをやめた者たちには 恥と不名誉しかない。これほど私が豊かな好意を現した女性への あなた方のあざけりこもった言葉を 私はこころよく受け取ってはいない

そして各々を相応に取り扱う。

霊を高ぶらせないように、今やいっそう霊を遜らせ 聖母の取り次ぎを願うときも嫌な顔は見せないように。私が彼女の願いを聴かないとは誰が言うのか? カナでも あなたの母が執り成して下さったではないか? あなたの霊が(*)今日拒んでいることを 霊では理解するようにと こうしたしるしが行われた。このしるしは 将来のあらゆる時代のために与えられたもの。太陽をまとい、世界を満たす三たび聖なる、我が聖霊をおびた女性は、神の母として位する。来なさい、我が娘よ、最善を尽くすなら あとは私がする。ヤハウェが栄光のうちに 祝福を与えよう。実りが いや増すように(**)。我が−独り子−の−目に−燃える炎よ、覚えておきなさい、あなたは一人ではない、私がともにいる。

 

(*)神は 聖母を拒んで十分尊ばない人びとにだけ話しかけておられます。

(**)命令のようなおっしゃり方でした。

 

 

 

 

イエスが再び地上を支配するために来られるのも、聖母マリアを介してです

 

ジャック・ネランク/あなたは預言を無視しますか・現代の預言者ヴァッスーラに聞く/天使館/P131

 

それにまた、イエスが再び地上を支配するために来られるのも、聖母マリアを介してです。イエス・キリストによるこの世の支配は、聖霊のほとばしりにより、一人ひとりの心に築かれるでしょう。尊大な悪の力の冠は、太陽に飾られたマリアという女性と、すべての彼女の子らの足下で踏みにじられるでしょう。神は聖母マリアに、サタンとすべてのサタンの帝国に打ち勝つために十分な力をお与えになりました。聖母マリアはご自分のかかとで、サタンの頭を打ち砕いてくださるでしょう。

 

 

 

 

7.マリア・ワルトルタ

 

 

マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/P63

 

数日前、イエズスが、太陽をまとった女のうちにそれとなく見せようとしたマリアの霊的母性に関する注釈に似た言い回しをされていたことに気づきます。しかし、きょうイエズスはそれについてもマリアについても語りません。最後の時の闘う教会について語ります。

 

 

 

 

8.ドレックス教授

 

 

天使館/天使のパン15号P44

『信仰は従順より重要である』ドレックス教授への救い主の御言葉 

1972年2月4日早朝の主の御言葉

 

 この恵みの時に、天の御父の摂理によって貴方が指名された仕事を私は祝福する。

 貴方が書くことを引き受けた本(注:「カトリックの信仰」と題する本)はこの時点では貴方の仕事であり、私の喜びである。その本は混乱に脅かされている信者たちを支え、光を与えるであろう。また、唯一真の教会の信仰に非常に役立つものとなるであろう。

 貴方は外面的な気晴らしから遠ざかりなさい。しかし、内的に熱心に求めている霊魂からは離れてはならない。善良な人々の抑圧感は大きい。わが教会の歴史上、これほどまでに内的苦悩が増したことは、かつて無かった。善良な人々の苦しみは、霊魂を殺そうとしているサタンと目に見えない悪霊たちが、奉献に不忠実になっている堕落した司祭たちを道具として使っていることを見ることである。

 善良で忠実な神の民が不安になり勇気を失わないように、こうしたことのすべてを私は今告げることはしない。しかし、神の敵たち、混乱者や破壊者たちがその頭をもたげ、舌を鋭くすればするほど、今も私と私の聖母マリアに忠実な者たちは、ますます信仰の告白者とならねばならない。また、神がすべての上にあり、私はご聖体として人々の中に今も生きていること、即ち、現存していることを知らなければならない。また、無原罪の御母には、執り成しの力があり、サタンとその僕たちへの勝利者であることを知らねばならない。また、全世界には無数の善天使たちが目に見えない形で働いていることも知らねばならない。さらに、今も祈り、犠牲を捧げ、戦っている善良な人々や天の御母の息子や娘たちが多く居ることを知らなければならない。

 このような人々にこの世で与えられる恵みは内的平和であり、善き良心、神を讃美する喜びである。彼らは私の聖心の愛にまもられ、聖母マリアもその人たちを上から見まもり、祝福されている。