子孫
子孫への愛
天界の秘義1865[3]
神的な愛はこうしたものであることは子供に対する両親の愛から認めることが出来よう、この愛はそれが降る度に応じて増大しているのである、即ち、それは直接の子供たちに対するよりも更に遠い子孫に対しては更に大きなものとなるのである。原因と起原なしには何一つ決して存在しないのであり、従って次々と継続して行く子孫に対しては絶えず増大していくという特質を持っているところの、人類におけるこの愛もまた原因と起原なしには存在していない。この愛の原因と起源は主から発しない訳にはいかないのであって、主から結婚愛のすべてが流れ入っており、また子供に対する両親の愛が流れ入っており、その愛の源泉は、すべての者に対する主の愛は自分の子供に対する父親の愛に似ていて、主はすべての者を自分の嗣子にしようと望まれており、すでに生まれている者に嗣業を供えられているように、これから生まれる者たちにもそれを供えられているということである。