天界の秘義3271

 

「かれらの城における」。これは内なる事柄を意味していることは、『城』の意義から明白であり、それは信仰の内なる事柄であり、ここでは、それが信仰の真理を何ら持っていなくて、たんに合理的な自然的な真理を持っているに過ぎなかった異邦人たちについてとくに述べられているため、教会の内なる事柄である。これらの真理は信仰の真理が『都』と呼ばれているときは、『城』と呼ばれている。原語では村と城とを意味している言葉はまた宮廷と宮殿とを意味し、『宮廷』は同じく教会の外なるものであり、『宮殿』は内なるものである。