辛抱強い
ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P71
1900年12月27日
我が娘よ、この状態は、私の力への参加によるものだということを先ず知らなければならない、事実、これほど長いあいだベッドの中でこのような状態にいるための力と忍耐を、誰があなたに与えたのだろうか? 辛抱強くあることだけでも、それが私のしわざであることの確かなしるしである。なぜなら神のみが、変化の主体にならないからである。ところが悪魔と人間の本性は度々変化する。今日愛することを、明日は憎悪する。そして今日は憎んでいることを、満足を見つけたからといって明日は愛するのだから。
トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/1・24・2
はずかしめられて、その自分の心の痛みよりも相手の悪意を悲しみ、進んで反対する者のために祈り、心からその不正をゆるし、他人のゆるしをねがうことを躊躇せず、怒りよりもあわれみの情を起しやすく、しばしばきびしく自分を抑え、肉体をまったく霊魂に従わせようと努める忍耐強い人は、大きい、ためになる煉獄の浄めをこうむっているのである。
いま罪を清め、悪を根絶やしにすることは、未来の清めの時までこれをそのままにしておくよりもはるかにまさっている。
まことに私たちはむやみに肉体を愛して、自分をあざむいているのである。