出生

 

 

 

 

天界の秘義1330

 

「以下がセムの出生[生んだもの]である」。これは第二古代教会から派生したものを意味していることは『出生[生んだもの]』の意義が(前に言われたように、1145番)、教義的なものと礼拝との起原と出生であることから明白である。ここでも、また聖言の他の所でも『出生』は教会、すなわち教義的なものと礼拝とが生まれ出ること以外の何ものでもない。

 

 

 

天界3860

 

「レアはみごもって、息子を生んだ」。これは外なるものから内なるものへと霊的にみごもって生まれることを意味していることは、『みごもって生むこと』の意義から明白であり、それは内意では再生することである、なぜなら再生しつつある人間は新にみごもって、生まれるからであり、それで再生は新しい誕生[出生]と呼ばれているが、しかしそれは霊的なものである。人間は実際その両親から人間として生まれてはいるが、しかし主から再び生まれるまでは人間とはならないのである。霊的なまた天界的な生命が人間を作るものである、なぜならそれがかれを獣から区別するからである。聖言の中に言われている懐妊[みごもること]と出生とにより、またここに『レアはみごもって息子を生んだ』により聖言の中に意味されているものはこの霊的な懐妊と出生である。(出産と誕生は信仰と愛とのそれであって、そのことをそれらが意味していることについては、前の613,1145、1255、2020、2584、3856番を参照されたい)。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P30

 

私のうちで動けるように あなたを準備させてほしい。

あなたも、「私は休息を見いだした・・・」と他の者たちに言えるよう 我が玉座をあなたのうちに据えるのを許しなさい。 御父に見(まみ)えたいとは願わないか? 神に出逢いたいと切に焦がれていよう?

 

そうであるなら、そのときは あなたを産まなければならない、そう、御父を見るには 私から新たに生まれる必要がある。 生まれ出る前に父親を見た人は誰もいない。

 

 

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P350

 

 キリストの神性を知ることができる以前に、われわれは新しい生き物に変えられる必要がある。罪に染まり堕落した古い性質では、キリストを知ることはできない。みえざる神の形であられ、その形に似せてわれわれが造られたキリストを知ることができる以前に、新しい生命と新しい性質とが、われわれのものとなっていなくてはならないのである。そのときこそ、われわれはキリストを「まことの神」として知るようになる。