習慣

 

 

 

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P153

 

同じ考えや言葉、行為を何度も繰り返していると、それが

習慣となり、習慣は本人の性格となる。そこで、わたしたちは何を考えるにも、語るにも、行なうにも、善きにつけ悪しきにつけ、そこから生まれる結果をよく考える必要がある。善を行なうに無頓着であってはならない。さもないと、善を行なう能力を失う危険がある。善事を行なうことは難しく、悪事を正して善に変えることはいっそう難しい。しかし、事を破るのは至極簡単である。一本の木を育てるには多くの歳月と労苦を要するが、切り倒すことはいとも容易である。木が乾き死んでしまえば、そこに生命を与えることは二度と不可能である。