賞讃

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/2巻P36

 

人間からの賞讃と軽蔑についてイエズスは話す。

1899年4月25日

 

 今日私は、人びとが誉めそやす害について静かに考えていた。人から誉めそやされたいという気持ちが私にもあるかしらと考えていたら、イエズスが近づいてきて、次のように言いました。

 

「心が自己をよく認識しているなら、他人からの誉め言葉は、ちょうど海の波のように盛り上がっては引いてゆき、決して浜辺を越えることはない。人びとの誉め言葉は大声で、騒ぎ立て、心にまで押し寄せてきても、心が足りていて、堅固な外壁に囲まれている(つまり自己を知っている)なら、どこから侵入してよいのか分からないので、魂に何の害も加えることなく引いてゆきます。他人の賞讃や軽蔑に警戒しなさい。そんなものには気をとられないで。」