悪寒

 

 

 

 

天界の秘義1268

 

 わたしはその霧のような岩の方へ、守られながら、連れて行かれた。(こうした霊どもへ連れて行かれることはあちらこちらと連れて行かれることではなくて、その間に介在している霊たちと天使たちのいくたの社会により行われるのであって、その人間は依然同じ所にとどまっているのであるが、しかもそれはかれには下へ降らされるように見えるのである。)わたしはその岩へ近づくにつれて、わたしの背中の下の辺りが寒気にしめつけられるように感じたのである。そこからわたしはかれらの信念について、またかれらは身体の生命の中で主についていかようなことを信じていたかについて話した。かれらは、自分らは神について非常に考えはしたが、しかし自分らは神は存在しない、しかし人間が神である、それで自分ら自身が神である、と自分ら自身に説きつけたのである、自分らはこうした信念を自分らの夢により自分ら自身の中に確認したのである、と答えた。かれらが主に反抗して抱いた幻想については下に述べよう。