呪う
天界の秘義1423
「あなたを呪う者を呪うであろう」。これは主を承認しない者らの不幸を意味することは、『呪われること』と『呪うこと』の意義から明白であり、それは前に言ったように(245、379番)、自分を主から遠ざけることであり、従って主を承認しないことである、なぜなら承認しない者らは自らを遠ざけるからである。かくて『呪うこと』はここでは『祝福』に含まれていることに反した凡てのことを含んでいる。
天界の秘義3530
「わたしはわたしに呪いを招いて、祝福は招かないでしょう」。これは分離を意味していることは以下から明白である、すなわち、『のろい』の意義は分離であり、または善から離れ去ることであり(245、379、1423番)、『祝福』の意義は善と連結することである(3504、3514番)。
天界の秘義3584
「あなたを呪う者は呪われよ」。これは自分自身を分離させる者は分離されるであろうということを意味し、「あなたを祝福する者は祝福されよ」は自分自身を連結させる者は連結されるであろうということを意味していることは、以下から明白である、すなわち、『呪われること』の意義は分離されることであり、『祝福されること』の意義は連結されることである(3504、3514、3530、3565番)。これらの事柄は真理について述べられ、『呪う者』により、それ自らを真理から分離する誤謬が意味され、『祝福する者』によりそれ自らを他の諸真理に接合させる真理が意味されている、なぜなら真理と善とは合して一つの社会を形作り、ついには一つの都のようなものを形作り、このようにしてそれらはまた共に交わっているというのが善と真理との実情であるからである。
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P29
そしてあなたたち、もはや愛するすべを知らないあなたたちは、互いに殺戮し合いながら反キリストにしかるべく仕え、このあなたたちの悪についてはまったく責任のない者、すなわち神を呪っている。その神は自分のもの、すなわちキリスト教徒たちの心のなかにある信仰と善良な人々の心の中にある善意を守るために天使たちと共にこれと闘っている。