忍耐

1.ルイザ・ピッカレータ

2.暑さ寒さについて

3.トマス・ア・ケンピス

4.ヴァッスーラ

5.怒るに遅く

6.サンダー・シング

7.十字架のヨハネ

8.    「あなたの信仰と忍耐」は、真理と真理を取得して教えようとする勉学」とを意味している

 

 

 

 

 

ヤコブ1・2−4

 

わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。

 

 

 

 

1.ルイザ・ピッカレータ

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P87

 

娘よ、忍耐とは清さを超えたもの。なぜなら忍耐がないなら、霊魂は容易に自分を抑制できなくなり、ゆえに自分を清く保つことがむつかしくなるからである。一つの徳がいのちを保つために、もう一つの徳を必要とするときに人は言う。「最初のものは二番目のものよりも優れている」と。つまり、忍耐は清さの保護者であるばかりでなく、また強さの山を昇るための階段でもある。ある人が、もし忍耐の階段なしに昇ろうとすると、すぐにより高い所から、より低い所に墜落してしまう。さらに、忍耐は持久力の芽でもある。この芽は堅固と呼ばれる枝を産む。忍耐深い霊魂は、なんと着手した善のわざにおいて確固とし、永続的であることだろう! この霊魂は雨であれ、霜であれ、氷でも、炎でも心配しない。彼の関心事は、やり始めた善を最後までやり通すことである。ところが、それが楽しいので今日は善を行うが、翌日はもう興味を感じないのでそれをほっぽり出す、というようなことをする人以上に、ひどい愚か者はいない。

 

 もしも目が、一時間のあいだは視力をもっているが、その他の時は盲目であるとしたら、人は何と言うだろうか? 今は話すが、ほかの時は唖となる舌があったとしたら? そうだ、娘よ、忍耐のみが徳の宝箱を開くための秘密のかぎである。そうだ、娘よ、忍耐のみが徳の宝箱を開くための秘密のかぎである。この秘密のかぎなしにはいのちを与えてこの秘密のかぎなしには、霊魂にいのちを与えて、それを貴いものとするために、他の徳を出すことができない。

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P72

 

辛抱強くあることだけでも、それが私のしわざであることの確かなしるしである。

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P96

 

 娘よ、我慢しなさい。すべてを私の望みのうちに、平和な心をもって受諾しなさい。それも少しのあいだではなく、いつまでも。ただ善における忍耐のみが、はたしてその霊魂がまことに徳のある者であるか、そうでないかを分らせてくれる。忍耐のみが、全ての徳を共に一致させてくれる。忍耐のみが、その霊魂を絶え間なく神、徳、そして恩恵に一致させてくれる、と言うことができる。忍耐心とは、鎖のように、内部にあってすべてをいっしょに結びつけ、救いの確かな結び目を形成する。忍耐心がないところでは、非常に恐れなければならない何かがあることになるのだ。

 

 

2.暑さ寒さについて

 

マリア・ワルトルタ/受難の前日/P128

 

イエズスは、強い日射しにまるで気づかないように、なおも瞑想にふけっている。彼が暑さをどの程度感じていたか、ただそれをじっと耐えていたのか、それについては何も分からない。だが、普通の人なら、うんと暑い時や寒い時には、それなりの反応を口に出すが、イエズスはそういう態度を見せたことがない。

 

 

3.トマス・ア・ケンピス

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/1・16・1

 

 自分や他人の身において改めることのできぬ所は、神が別の摂理(はからい)をしてくださるまで辛抱忍耐しなければならぬ。

 そして多分ことは自分の試練となり、忍耐のためにいっそう役立つのだろうと思うがよい。忍耐がなければ、私たちの功勲(いさおし)はほとんどなんの価値もないからである。

 しかしかような妨げに出会ったならば、神があなたを助け、柔和な心でこれを辛抱させてくださるよう、熱心に祈らなければならぬ。

 

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/1・16・2

 

もし人に一二度忠告してみて、相手がそれを聞き入れないならば、争わずにすべてを神にお任せするがよい。それは主のみむねが行なわれ、主があらゆるしもべにあがめられたもうためである。神は悪を善に変えることをよくご承知である。

他人のどんな不足や弱点もがまんするように努めるがよい。なんとなればあなたもわが身にそういう所をたくさん持っていて、他人に辛抱してもらわなければならぬからである

わが身さえ自分の望み通りにすることができないのに、どうして他人を自分の思い通りにすることができようか?

私たちは他人に完全を望みながら、自分の欠点は改めようとしないのである。」

 

 

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・18・1

 

 わたしの子よ、わたしはあなたを救うために、天から降った。わたしがあなたの苦しみをわが身に引き受けたのは、必要やむを得なかったからではない、むしろあなたを愛したためで、あなたが忍耐を学んで、この世の苦しみを、怨み憤ることなく忍ぶことができるようにと思ってである。

 

 なんとなれば、わたしは降誕の時から、十字架の死去にいたるまで、苦しみのないことは片時もなかったからである。

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・19・2

 

「私はこんな人間からこんなことをされては黙っていられない。こういうことは我慢ができない。なんとなれば、かれは私に大損害をかけ、私の思いもよらぬことで私を責めるからだ。しかしこれがだれか別の人からで、私がこれは当然忍耐すべきものだと認めた場合ならば、私は甘んじて耐え忍ぶのだが」などと言ってはいけない。

 こういう考えは愚の骨頂で、忍耐の徳や、この徳に栄冠をお与えになるお方のことは思わずに、むしろ自分の受けた侮辱や、これを加えた人のことばかりを念頭においているに過ぎない。

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・19・3

 

気に入った相手に対して、気に入っただけは忍耐するが、その外はご免をこうむるというような人は、決してほんとうの忍耐を有しているとは言われない。

 ほんとうに忍耐強い人は、自分を苦しめる相手が、自分の目上であろうと同輩であろうと目下であろうと、また善良で聖なる人であろうと、邪悪でつまらない人間であろうと、一向に頓着しない。

 そういう人はいかなる被造物から、いかに多く、いかにたびたび苦しめられても、すべて神のおん手から出たものとして、感謝して受け、それを一大利益と考えるのである。

 なんとなれば、神のために忍耐すれば、それがどんなに小さなことであっても、神はかならず報いを与えずにはおおきにならないからである。

 

 

キリストに倣いて3・35・2

 

あなたはもしこの世から安息を求めるならば、どうして永遠の安息に達することができようか?

 多くの安息を得ようとせず、大なる忍耐をする覚悟を定めよ。

 真の平安は、地上でなく天上に、人間その他の被造物でなくただ神にのみこれを求めよ。

あなたは神を愛するために、喜んでいっさいを忍ばなければならぬ。労苦(ほねおり)、悲哀(かなしみ)、誘惑(いざない)、悩み、心配、窮乏、疾病(やまい)、不義、誹謗(そしり)、非難、侮辱(はずかしめ)、慙愧(はじ)、懲戒(こらしめ)、および軽蔑(あなどり)など、すなわちそれである。

 これらはあなたが徳を積む助けとなり、キリストの弟子を試し、天の栄冠を造る。

 わたしはあなたの短い労苦に対して、永遠の報賞(むくい)を与え、一時の侮辱(はずかしめ)に対して無窮の光栄を授けるのである。

 

 

4.ヴァッスーラ

 

‘87・10・5

 

♡ 私は愛 それゆえ怖れないように。

 

ああ イエスよ、私がこんなに悪く恩知らずで悪意に満ちていなければいいのですが。

 

あなたを憐れむ そしてあなたに怒りの炎をめったに燃え上がらせないのは この憐れみによる。 ♡

 

私にたいする一滴のお恵みにも、ふさわしくないことを知っています。あなたは私に良すぎたのです。忍耐強く、私に決して怒りをお表しになりませんでした。あなたは、私が間違っていても愛してくださるだけです。私を甘やかしておられます。

 

ヴァッスーラ 私の慈悲(いつくしみ)とはそういうもの!

 

 

5.怒るに遅く

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P21

‘89・10・23

自我

 

私です、決して疑わないように。 どれほどあなたを愛するか! 与えてくれるこの小さな信仰は あなたが毎日捧げる花束のようです ♡ 私はこうしたやり方で(*)それを受け取る、小さな者よ 私に何も拒んではならない。 あなたの神 私のように怒るに遅く、善を行う時だけ素早いように、私に忠実でありなさい。 

    イエスは毎日主のもとを訪れ、手を使っていただくことを仰しゃっています。

 

6.サンダー・シング

 

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P156

 

神の忍耐もまた限りがない。人はちっぽけなヤカンのように、ごくささいなことにもすぐに湯気を立てるが、神はそうではない。神がそんなに短気だったら、この世はとっくの昔に灰と化していただろう。

 

 

7.十字架のヨハネ

 

ドン・ボスコ社/十字架の聖ヨハネ小品集/P163

 

何か不愉快なこと、いやなことが起こったならば、十字架につけられたキリストを思って沈黙しなさい。

 

 

 

8.「あなたの信仰と忍耐」は、真理と真理を取得して教えようとする勉学」とを意味している

 

啓示による黙示録解説129

 

「あなたの信仰と忍耐」は、真理と真理を取得して教えようとする勉学」とを意味している。『信仰』は真理を意味することは前に見ることができように(111番)、そしてこうした場合忍耐はそれを取得して教えようとする勉学と労力とを意味することが結果として生まれてくる。