ドン・ボスコの見た二本の柱の夢

 

1.ドン・ボスコの見た二本の柱の夢

2.聖母から司祭へ

3.ヴァッスーラ

 

 

 

 

1.ドン・ボスコの見た二本の柱の夢

 

世のひかり社/天の母の警告/企画 デルコル神父 ・文 江藤きみえ /P28

 

1862年のいわゆる二本の柱の夢というものがあります。その予言的な夢では、教会を示す教皇の指令艦と、これに従う他の船(教皇に従う司教たちの船)が大変な嵐にあい、そのうえ、敵の艦隊に攻撃されていました。この攻撃が政治的なものでなく、精神的なものであるというしるしに、その武器として使われているのは、主として、各種の書物と印刷物でした。つまり、この攻撃は、思想上の攻撃であることが示されているのです。

 

夢では、教皇が討ち死にして、次の教皇が選ばれ、戦いがつづきます。そのうち2本の柱が見えはじめましたが、一本の柱の上には、無原罪のおんやどりの聖母のご像があって、その下に、「キリスト信者の助け」と書かれていました。

 

もう一本の柱は、これよりも、ずっと大きく、高くそびえていて、柱の上に大きなホスティアがあり、その下に、「信じる者の救い」と書かれています。

 

この二本の柱をあおぎ見た教皇は、指令艦をその柱の間に導き入れ、両方の柱から出ている鎖で、自分の船を安定させました。これに他の司教たちの小さな船もならったのです。すると、たちまち大混乱が起き、それまで教皇の艦隊に戦いをいどんでいた敵の船がたがいに、ぶっつかり合いはじめました。こうして、敵の船は、沈没し、そのあとには、大なぎの静けさだけがありました。これは教会をその危機から救うものは、ご聖体と聖母信心であるというしるしなのです。

 

 

2.聖母から司祭へ

 

聖母から司祭へ/1993年11月21日

 

キリストの光栄ある王国は、イエズスのご聖体の王国の勝利とともに実現するでしょう。

 

なぜなら、清められ、聖なるものとされ、愛によって完全に新たにされた世界において、イエズスは、特に、ご聖体におけるご自分の現存の神秘をもって、御自らをお現しになるからです。

 

ご聖体は、そのあらゆる神的力が発揮され、新たな光となって、人々の心と霊魂、そして個人に家庭に、また諸民族の生活にも、その輝かしい光線を反射させ、こうしてすべての人を、従順で柔和な唯一の羊檻(おり)の群れとなし、イエズスは、その唯一の牧者となられるでしょう。

 

おいでになる主を迎える準備をさせるために、こん日、世界各地からあなたたちを集めている天の母は、この新しい天と地にあなたたちを導きます。

 

 

3.ヴァッスーラ

 

神のうちの真のいのち/2巻P80

 

主:ヴァッスーラ、教会を一致させる時が来た、再び一つとなりなさい 愛する者たちよ、このいにしえの廃墟を建て直しに来なさい、私自身の手で建てられた基礎を建て直しなさい、我が母を尊ぶように、みことばである私が 誰にもまして尊んでいるように。そうならば 塵と灰であるあなたが母を 天の元后として認め、尊ぶのを私が望まないだろうか?被造物が我が母の重要性について殆ど知らないのを見て 今日私は深く悲しんでいる、

ルーテルの名のもとに 全く孤立してしまった人びとは、ペテロのもとに戻りなさい、

 

ヴァッスーラ:主よ!彼らにはショックでしょう!

 

主:ヴァッスーラ 我が母を敬うように彼らのひざを屈ませる、主である私が語っている、屈ませる!屈んだ時、彼らの上に光を注ぎ 甦らせる、幹を強め、あなた方は灌漑された庭にように、水を湛えて決して涸れることのない泉となり、私は基礎を造り直す、来なさい 愛する者よ、私の言葉を刻むことができるよう今のように柔軟で素直となって、さあ 私の聖なる現存を決して忘れないように。

 

ヴァッスーラ:はい 主よ。

  

ヴァッスーラ:わが神よ、プロテスタントの人たちにはショックでしょう!(私はまだそのことを思っていました。)

 

主:ヴァッスーラ 私は彼らが変わるように何年も待っていた、もうこの願いを自由に書き下ろさせてもらいたい。