港
ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/1巻P33
そうです。まさしくそのためにこうするのです。わたしなしでは、あなたは何者であるかということを、よくあなたに分からせるために。悲しまないで下さい。わたしはあなたのよりよい善のためにこうするのですから。あなたに施そうとわたしが確保してある新しい恵みを受けるために、あなたの心をこのようにして準備したいからなのです。今まであなたを目に見える形で助けてきました。これからは見えない形で、自分が無であるということにあなたを触れさせ、さらに深い謙遜へとあなたを分け入らせ、あなたによって実現しようとわたしが意図している高い城壁をあなたの上に築くために、もっともすぐれたわたしの恵みをあなたに注ぐでしょう。ですから悲しむ代わりにわたしに感謝し、わたしと喜びをともにするための理由としなくてはなりません。この嵐の海を早く渡らせてあげたら、それだけあなたは早く救いの港に着くことができるのです。あなたに服させる試練がきびしければきびしいほど、より多くの恵みを与えましょう。ですから勇気を出して。苦しみの中のあなたを慰めるために間もなく来てあげましょう。
ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/第2巻P154
聖なるイエズスがこう話すので、私は驚くと同時に、うっとりとなった。ああ、聖なる従順様、あなたはなんて分かりにくいの。私はあなたの足元にひれ伏し、あなたを崇める。人生の困難な歩みを教え導き、照らしてください。清い光に導かれ、教えられ、護衛されれば、きっと安全に永遠の港に着けるでしょう。