教会の母
1.マリア・ワルトルタ
2.聖母から司祭へ
3.ドレックス教授
1.マリア・ワルトルタ
聖母マリア/マリア・ヴァルトルタによるマドンナの生涯/下巻/天使館/P3
教会の位階においては、あなたはペトロの次に位置します。彼は教会の最高位におり、あなたは信徒という立場です。しかしながら、あなたはすべての人の中で第一位におられるのです。すなわち、あなたは教会の母です。なぜなら、あなたは神秘体の頭である私をお産みになったのですから。ユダのような者がこれからも多く出ると思いますが、どうぞ彼らを排斥せず、彼らを助けてやってください。私に従う者たちの中にいる“私”を守り、そして生まれたばかりの教会を解体しようと目論む者たちから“私”を守ってください。母さん、これから後もずっと、私の教会、教父たち、信徒たちを執り成し、守り助けて、彼らを悪や罰、彼ら自身から救ってください。
マリア・ワルトルタ/聖母マリアの詩下293
「あの三人に、大きな約束を見ているからです」
「何の約束ですか」とタデオが尋ねる。
「時が来れば、安心してここを去ることができます。私の教会のために、私が心配しなくてもよい、その時、教会はマルジアムのように小さくて弱々しいが、私の母がいまと同じように、その手をとって母の役割りをします。そしてペトロが父の代わりをします。生まれつつある私の教会を、何ひとつ心配せず労働者のペトロの正直な手にまかせればよい。ペトロが自分の保護の力、母が自分の愛の力を与え、教会はマルジアムのように成長します。本当にマルジアムは象徴の子供です。神は私の母、私のペトロとその仲間、私たちの子供を祝福されますように・・・」
マリア・ワルトルタ/イエズスの受難/P420
マリアは墓の部屋でのしぐさを繰り返す。立って腕を伸ばして、奉献の時の司祭のようである。そこで汚れのない生贄をささげたと同じように、ここで後悔した罪人をささげる。これでこそ、マリアは聖人たちと罪人たちの母である。それからペトロを立たせて、慰める。
マリア・ヴァルトルタ/私に啓示された福音/7卷上P229
でも、サタンが罠をしかけても、わたしとあなたで、彼らを救うでしょう。母さま、今から、彼らをあなたに委ねます。この言葉を覚えておいてください。彼らをあなたに委ねます。わたしの遺産をあなたにお渡しします。わたしはこの世に一人の母以外、持ちません。彼女を神に捧げます。生贄と共に生贄を。そして、わたしの教会を、あなたに委ねます。彼女を養ってください。ほんの少し前、わたしは考えていました。将来、どんなに大勢の人が、ケリオットの人の過ちを繰り返すだろうと。そして、イエズス以外は、その不完全な存在を拒むだろうと。でも、わたしは彼を拒みません。わたしはイエズスです。あなたはしばらくこの世にとどまり、教会の階層としては、ペトロに続くでしょう。ペトロが頭(かしら)、あなたは一信者として。でも、第一に、神秘的な体の頭であるわたしを生んでくれた教会の母として、たくさんのユダたちを拒まないでください。ペトロ、従兄弟たち、ヨハネ、ヤコブ、シモン、フィリポ、バルトロマイ、アンドレ、トマ、マタイを支え、ユダを拒まずに支えるように教えてください。わたしの信奉者の中でわたしを弁護し、草創の教会を離散分断させようとする人びとから、わたしを守ってください。これから何百年にわたって、母さま、懇願者、保護者として、わたしの教会を、わたしの司祭たちを、わたしの信者たちを、悪と罰と彼ら自身から、守ってください・・・なんとたくさんのユダたちが、おお、母さま、これからの日々に! そして、どんなに多くの人が、間抜けのように理解できず、盲人のように見えず、難聴者のように聞こえず、身体障害者のように来られないことでしょう・・・母さま、彼らを皆、あなたのマントの下に覆ってください! あなただけが、永遠の父からの罰の命令を変えることができるでしょう。一人あるいは、たくさんの魂のために。三位一体の神は、花の願いを決して拒まないでしょう」。
「そうしましょう、御子よ。わたしに任されたことなら安心して、あなたは自分の目的地にお行きなさい。母はここで、いつまでも、あなたとあなたの教会を守ります」。
2.聖母から司祭へ
聖母から司祭へ1980.7.13
私は、教会の母です。そのためにこそ、あがないの完成に親密に協力するようにと、イエズスにきめられたのです。
聖母から司祭へ1983.11.1
わたしは、すべての聖人の母であり、后であります。
わたしは、唯一の大軍の指揮者です。
わたしは、全教会の母です。
3.ドレックス教授
天使館/天使のパン16号P34
『信仰は従順より偉大である』ドレックス教授への救い主の御言葉
1973年3月2日早朝の主の御言葉
今や、違った嵐が私の教会に襲い掛かり、“ぺテロの船”は時の流れという波によって、あちこち動かされている。そのため心配になって不安を感じている信者たちは助けを求めている。しかし、今も世の終りまでも私は私に誠実で忠実な者たちの真ん中に居る。教会の内部にも外部にも居る敵たちは私の教会を破壊することは出来ないであろう。私が以前語ったように、教会は岩の上に建てられている。その教会を脅かす者たちは、サタンの助けを得ている死すべき人間たちである。しかし、最後には、敵は聖母の力によって鎮圧されるであろう。
私の聖母マリアはゴルゴダの暗闇の夜に十字架の下に佇み、苦難に屈すること無く、ゆるぎない信仰を持ち続けた唯一の御方である。この童貞聖母マリアこそ教会の母である。すべての誠実で忠実な人々は聖母を尊敬し、その力を信頼し、栄光を与えなければならない。