完成するもの
黙示録講解128
「征服すること」はいくたの悪と誤謬とに抵抗し、それらのものを己が敵として飼い馴らし、征服することであるためである。しかしたれ一人その者が世におけるその生命の終わりに至るまでさえも真理に対する霊的な情愛の中に確乎としてとどまらない限り、征服はしないのである。そのときはその業は完了[終結]するのである。なぜなら人間はその者がそのときあるがままのものとして、すなわちその生命[生活]がその時点に達するまであったままのものとして永遠にとどまるからであり、死はそれを完成するものである。