1.良心

 

 

1.良心

 

マリア・ワルトルタ34・12/天使館第1巻P292

 

主が三人の博士について語られる:

 

しかし、彼らの良心は彼らを安心させ元気づけます。黙想に親しんでいる魂は、絶え間ない注意により、また自らの内面を一つの鏡となし、そこに日々の出来事の最も小さな紛いものも映し出す明敏な内的省察によって、敏感な良心を培っています。彼らはその良心を師となし、最も小さな間違いとは言わずとも見当違い、人間的であるもの、自我というものの満足に警告を発して叫ぶ一つの声をもっています。だから彼らはこの師、この厳しい澄んだ鏡の前に立つとき、それは嘘をつかないと知っています。今、それは彼らを安心させ、彼らは活力を取り戻します。

 

『おお!わたしたちのうちには神に反するものは何一つない、と感じることの甘美さよ!彼は忠実な子の心を好もしくごらんになり、祝福される、と感じること。こう感じることから、信仰と信頼、希望、剛毅、忍耐は増大します。今は嵐の中にいます。だがそれは過ぎ去るでしょう。神はわたしを愛し、わたしが神を愛していることを知っておられ、わたしを助けてくださらぬはずはないからだ』。

自分たちの行動の女王である正しい良心から生まれる平和をもつ彼らは、そう語るのです。