福音宣教

 

 

聖母から司祭へ1980.11.14

 

今は、世界のすべての国民に、救いの福音をのべ伝えねばならないときです。

 福音を、すべての被造物にのべ伝えねばなりません。もちろん、イエズスがお教えになり、聖霊が教会にお与えになったままに、でなければなりません。

 こんにち、福音は、文字通りに保存されねばなりません。また、文字通りに実行しなければなりません。伝えるのも、やはり文字通りに伝えねばなりません。

 多くの人は、福音を人間的な水準におとして教えようと試みました。その歴史的で、超自然的な内容を無視して、福音の中にある神的で奇跡的なことがらを、自然的な解釈をして歪めようとも試みました。この試みは、その結果として、福音のメッセージの力を抜き取り、これを伝えても貧弱な影響しか与えないようになりました。

 こんにち、福音宣教の、かつての力強さと、情熱が、もしこれほどまでに弱められていなかったら、ここにいる、わたしの子らの、どれほど多くの人々が、すでにキリストのものとなっていたことでしょう。

 私は、あなたがたの母です、そして教師です。

 私が、神のみことばを受け入れたように、また、これを守り、これに生きたように、今も、私の小さな子らであるあなたがたみんなに、神のみことばを受け入れさせます。また守らせ、これに生きるようにさせてあげます。

 それで、あなたがたは、文字通りに、神のみことばに生き、これをのべ伝えなければなりません。

 私が、あなたがたみんなに、福音宣教の情熱を分かちたいのは、そのためです。福音の光を受けて、世界のあらゆる国民に福音を宣べ伝えなさい。私は、すべての国民の母であり、教師です。私の汚れなき心の完全な勝利は、私がすべての人を、私のおん子イエズスの所に連れていくそのとき、はじめて実現できます。

 私の汚れなき心の中に生きなさい。イエズスに、全世界のすべての国民を“おくりもの”となさい。まもなく、私のおん子の、もっとも切なる望みが実現するでしょう。そのとき、五大陸のあらゆる所から、みんなが、私に導かれるままに、一つの群れになろうとして、ひとりの牧者のもとに馳せ参じるでしょう。